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こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @beautifulrice1)です。
2022年1月2日から、2泊3日でザファーム(農園のなかのキャンプ場)でキャンプをしてきました。
お正月にキャンプをするのはじめて。
冬キャンプはしないと決めていたわが家では、画期的なできごとでした。年末にキャンセルが出たというので、妻がいそいで手配してくれたんです。寒いのが苦手なわたしは猛反対しましたが、「キャンセル料がもったいない」「天気がいいらしい」というので渋々行くことにしました。
急遽だったので、いつも使っている車(ミニバン/ワゴン)をかりることができませんでした。
レンタカーでキャンプを楽しむ方法〜マイカーがなくてもキャンプはできる!いつもより小さい車(エブリイバン)で行くことになったので、荷物を厳選して寒さをしのげる必要最小限の装備で出かけました。
この記事では、急に行くことになった正月のザファーム(農園のなかのキャンプ場)の様子を紹介します。
ザファーム(農園のなかのキャンプ場)の基本情報
ザファームは千葉県香取市にあるキャンプ場です。
千葉県の中でも東京寄りです。都内からだと車で60分から90分くらいです。予約の取りにくいキャンプ場ランキングの常連です。
いわゆるキャンプ場とはちがいます。広い農園(ファーム)の空きスペースをつかってキャンプが楽しめる、といえば雰囲気が伝わるでしょうか。
宿泊施設としては、キャンプ場よりもどちらかというとコテージやグランピングサイトがメインです。数、種類どちらもグランピングの方が充実しています。2018年に通い始めたときから、だいぶ様変わりしています。
ふたたびザファームキャンプ(農園のなかのキャンプ場)に行ってきました(2018年9月)農園のなかのキャンプ場のマップです。4年前にくらべるとかなり増えましたが、数としては8区画しかありません。この図には写っていませんが、サイト5~7の上にグループで利用できるサイト8があります。
価格は、キャンプ場の宿泊費としてはお世辞にも安いとはいえません。シーズン、曜日によってかなりメリハリがついています。宿泊を検討する場合には、きちんと日付を指定した上で料金を確認することをおすすめします。
それでも、広い、電源が付いている、直火OKのかまどがある、アクセスが便利(人によります)、たき火の薪がついている、野菜の収穫体験ができる、お風呂にも入れるなど、ふくまれているサービスがとても充実しています。旅行代をトータルで考えると、そこまでの割高感はありません。
キャンプ場までの距離が遠くなればなるほど、時間もお金(高速代、ガソリン代)もかかります。近くで温泉に入ろうと思えば、4人家族であれば3,000〜4,000円くらいはかかるでしょう。薪も500〜1,000円くらいはするはずです。収穫体験もイベントとして参加すれば、温泉とおなじくらいの出費を覚悟しなければいけません。
そう考えると、ハイシーズンの料金であっても支払ってもいいと思える人も出てくると思います。そういう人は決して少数派ではありません。その証拠にいつも予約はいっぱいです。
ザファームの基本情報はここまで。
次は、実際のキャンプの様子を紹介します。
2泊3日のザファーム キャンプ
お正月仕様
お正月なので、サイトの入口には松が飾ってあります。ちょっとした気遣いですが、うれしいですね。
この松を目印に、わが家にも神様が訪ねてきてくれることを願ってます。
ちなみにこの松は、かりんの湯でも販売されています。
初日に見たときには、1本100円くらいだったと思います。1日毎に価格が見直され、3日目に見たときには「無料でどうぞ」となってました。
娘たちは、ふだん松を手に取ることなんてありません。ここぞとばかりに1本ずつもらって、ニコニコしながら振りまわしていました。ぶんぶん振りまわされる松は目立つので、神様も気づいてくれるはずです。
サイトNo.5の特徴
ふたたびキャンプ場のマップです。今回利用したのはサイト5です。
このマップの左に管理棟(歩いて3分くらい)、上がサイト8(広々サイト)、右が農園、下が駐車場や車道です。サイト5~7は、サイト1~4よりも一段低いところにあります。
高低差については、のちほど写真でくわしく紹介します。
サイト5からサイト1~4を見るとこんなかんじです。少し見上げるような位置関係になってます。
駐車場からサイト5へ荷物を運び込む経路を示します。サイト5に行く場合は、赤の矢印をたどります。黄色の三角のところはスロープ(下り坂)になってます。荷物を積みすぎたり、ママやお子さんは十分に気をつけてください。
特にお子さんからは目を離さないでください。張り切ってお手伝いするのはいいですが、勢いだけではどうすることもできないときもあります。キャンプ用品は重いです。油断すると台車の下敷きになります。
サイト5へは、右側からも行けますが、黄色のばつ印(X)のところは階段になっているので台車は通れません。強引に台車を通している人がいましたが、階段が壊れるのでやめましょう。壊れた階段は危険ですし、その階段を直そうと思えばお金もかかり、そのお金は宿泊料金にはねかえってきます。
なにもいいことはありません。
サイト5は低いところにありますが、きちんと日が当たります。
1月のこの時期、7時ごろにはこうして日が照らしてくれます。
車道からはなれているので、サイト1~4とくらべると車の通る音もまったく気になりませんでした。
さえぎるものがないので、日中もぽかぽかです。その反面、風の影響は受けやすいです。
運よく滞在していた3日間は風で悩まされることはありませんでした。風速はおよそ1~2mをいったりきたりする程度。高い位置にあるサイト1~4ほどではないですが、風の強い日にはしっかりとした備えが必要です。
とにかく天気がよかったので、ほとんどの時間をテントの外ですごしました。テントのルーフフライがありませんが、横着をしているわけではありません。ビリビリに破れてしまって、手元にないんです。
あれは、昨年の8月のできごとでした。。。その時から入荷待ちの状態が続いています。
今年も斑尾高原キャンピングパークに行ってきました(2021)天気がよかったこともあり、風向きにはそれほど神経質にならずにすみました。電源が届く範囲で、子どもたちの遊び場が広くなるようにレイアウトを決めました。
電源は、写真右下の角に設置されています。
サイトの全体像を紹介するために、となりのサイト6の写真を撮ってみました。
サイト5と大きさはほとんど同じです。大きさの参考になれば幸いです。
1月の寒さ
天気がよかったとはいえ、寒くなかったわけではありません。特に、太陽が出ていない時間は寒いってもんじゃありません。寒がりな私にとってはかなりつらい時間になりました。
日中の気温は10℃近くになりますが、夜中は-3℃くらいにまで下がりました。起きたときには、テントも凍っています。
花火の火消しにつかったバケツの水も凍っています。
日没後を生きたまますごすにはハクキンカイロが欠かせません。2021年の冬から使いはじめていますが、寒い日にはなくてはならないアイテムになってます。キャンプでなくても、「寒波の影響でひえこむでしょう」と天気予報を聞けば、かならず使ってます。
朝ごはんです。
1/3の深夜から1/4の早朝にかけて、しぶんぎ座流星群がピークを迎えました。くわしくはないですが、星を見るのが好きな妻を筆頭に眠い目をこすりながら鑑賞しました。ありがたみがなくなってしまうほどたくさんの流れ星に出会いました。
おかげで睡眠のリズムが乱れてしまい、一人で日の出を待っていました。なので、待望の日の出です。座っていると寒くていられないので、立ちながらいただきました。
カップヌードルのあとはコーヒーです。
最近お気に入りのエアロプレスゴーでコーヒータイムに流れ込みます。
栄養のバランスとかはまったく頭にありません。
燃料がもったいないので、前日のお湯を活用します。モンベルのアルパインサーモボトルに残っていたお湯を使います。さっとお湯を使いたいときに重宝しています。
朝のうちにお湯を沸かして入れておき、必要になったらさっと使う。そんな使い方が気に入ってます。ふだんの生活でも欠かせません。燃料のムダ遣いを防いでくれて、すぐに行動を起こすことができます。
ひなたぼっこ
寒い夜を乗り切るための道具たち。日中のうちに太陽のエネルギーをため込みます。区画が広いので、シュラフを干しても圧迫感はありません。
一番左にあるのはエスケープヴィヴィです。結露対策と保温のために使ってます。これまたいい仕事をしてくれます。なによりコンパクトなのがありがたい。
寝具に栄養を与えたら一休み。自分にも栄養補給です。
朝からビールを飲めるしあわせ。
私しか車の運転ができないわが家では、2泊以上しないとできないたしなみです。
2枚のダンボールは子ども用のそり。
サイトをかこむ斜面を見て、「すべりたい」と子どもたちが盛りあがっているので、スタッフの方にお願いしてダンボールをわけていただきました。
子どもたちが言い出したことなので、スタッフの方との交渉は子どもたちにまかせます。
知らない大人と話をする機会は貴重です。
つい口を出してしまいそうになりますが、グッとがまん。やさしく対応してくださったスタッフの方にはとても感謝しています。ちゃんばら道具に成り下がってしまった松も行儀よく横になってます。
ぎりぎり神様の視界にも入っていると思います。
どんだけ神様に来てほしいの!
かまどDEたき火
つづいて備え付けのかまどです。
今か今かと宴がはじまるのを待ってます。
花火もこのあたりでするといいですね。
特にこだわりがなければ焚き火台は不要です。このかまどで事足ります。
アサマ狼煙でもらったマッチと着火剤。スタンバイ完了です。
気温が低いとガストーチは着火できないことがありますが、マッチならその心配はありません。しかも軽量でコンパクト。あらためて日本のマッチはすごいです。
わが家の着火の風景です。火を育てるといった奥ゆかしさはみじんもありません。炭焼き名人の力を借りて一気に着火します。着火にお悩みの方はぜひおためしください。
着火がうまくいかなくて、家族から冷たい視線を浴びたことのあるお父さん、一度おためしを!
着火から3分くらいするとこんなかんじになります。
煙突効果、おそるべし。
ちなみに着火剤は7分くらい燃焼していますので、途中で消えてしまう心配はありません。
火が安定してきたら、炭焼き名人の檻の中からかまどに解放してあげます。
宿泊特典についてくる薪は、燃えやすい薪だけです。
かごいっぱいに入っていてボリューム満点ではありますが、火持ちがしないのでゆっくりたき火を楽しみたいのであれば、火持ちのよい広葉樹を別途用意することをおすすめします。
ザファームの別の顔
ザファームの主役はキャンプではなく、農園です。
キャンプ場のまわりには畑が広がり、いろんな野菜が育てられています。
とはいえ、冬のこの時期は収穫できる野菜も少なめ。
特に、今年はかりんの湯の改修工事があるため、野菜の量も減らしているんだとか。
春に向けてここではどんなお野菜が育てられるんでしょう。
もちろん、にんじん、大根、キャベツなどはこの時期でも収穫できるので、場内を散歩しながら子どもと一緒に野菜当てクイズをしてみるともりあがると思いますよ。
いいながめ。日帰りのお客さんが来る前の時間帯。
この景色は宿泊者しか見ることができません。
反対からみるとこんなかんじです。
道の右側がサイト1~4、左の一段下がったところがサイト5以降です。
奥に農園とコテージが点在してます。
夜になると景色が一変します。
区画は広いですが、それ以外の世界はもっと広いです。
くらべものになりません。ぜひ場内をお散歩してみてください。
ザファーム キャンプ(農園のなかのキャンプ場)の子どもの遊び場まとめ
いかがでしたか?
冬のザファームの魅力が少しでも伝わったらうれしいです。
とにかく寒さが苦手なので、日中も完全防備ですごしていました。
手袋、ニット帽、マフラーとこれでもかというくらい準備をしていきました。
幸い、天気がよかったのでそこまでつらい思いをすることがありませんでした。
むしろ正月休みで家でだらだらせずにすんだので、からだにキレがあります。
来年の正月もキャンプに行くか?と聞かれたら、「天気次第」と答えてしまう弱気なわたしですが、とても印象に残ったキャンプとなりました。
昨年の12月から貸農園会員になっているので、帰りにお野菜をいただいて帰りました。
かりんの湯の改修工事が終わるのが4月上旬と聞いてます。
この期間はちょうどわが家のオフシーズンと重なります。
なので、しばらくザファームに行くことはないでしょう。
また、暖かくなったら遊びに行きたいですね。
THE FARM(ザファーム)貸農園の野菜でたのしく暮らす ザファーム貸農園に行ってきました(2022年5月)
ふるさと納税の返礼品で貸農園の会員権を購入することもできます。
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