こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @beautifulrice1)です。
2021年8月7日から8泊9日で斑尾高原キャンピングパークに行ってきました。わが家の年中行事です。
毎年おなじ時期に訪ねるようになってから気づきました。
リピーターの方がいっぱいいるんです。
わかります。もういちど来たくなる気持ち、わかります。
キャンプ場の設備については、過去にきたときの記事にまとめてますので参考になさってください。



今年になってチロルエリアで変わったところがふたつあります。
ひとつ目はパウダールームが設置されました。

チロルの建物内にあります。女性専用で、6:30-19:00のあいだ使えます。
昨年はカフェが設置されていたところです。
子どもたちは、もういちどカフェでかき氷を食べれられると思っていたらしく、がっかりしてました。
ふたつ目がWi-Fiスペースです。

椅子とテーブルが2セット。近づくとこうなってます。

あまりしたくはないですが、ここで緊急の仕事もできます。
現代人のこころの安定には欠かせないですね。
ただ、せっかくキャンプに来てるわけですから、できればそんな使い方はしたくないですね。あくまで保険です。

前おきはここまでにして、滞在記の本編に入っていきましょう。
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山の天気は変わりやすい

空の青と山の緑のコントラスト、最高です。
この景色を見るために毎年来ています。
真夏の斑尾高原を象徴する一枚です。

気合いを入れてアーリーチェックインをしたので、お客さんの数はまばらです。

夜はおきまりの雷。
遠くの日本海上空でゴロゴロ鳴ってます。
キャンプ場からはかなり離れています。

これまた名物の強風です。
特に今回は、台風が近くを通ったのでかなりの風でした。
朝おきたら見知らぬテントが飛ばされてきていました。

コクーンIIのルーフフライも破れてしまいました。
他にも、テントがつぶれたり、設営時にポールが曲がってしまうキャンパーさんもいました。

こわかった。
けど、コクーンIIはコールマンのフラッグシップモデルだけあって、テント本体が壊れることはありませんでした。
ほかにはスノピのランドロックの安定感も光っていました。
このふたつは別格でした。


風のあとは雨です。
西日本を中心に1週間ほど降り続いた大雨がキャンプ場にも猛威を奮っていました。
同じ長野県でも立入禁止になったエリアも出てました。とにかく降りました。
数日、こんなかんじです。ふだんの行いが悪かったのかもしれません。
デッキがあるので、寝室部分に浸水してくることはありませんでしたが、リビング部分には水が浮いてきてました。
結局、風、雨で体力が底をつき、斑尾高原ホテルに1泊だけ自主避難しました。


ふだんはいいやつなんですけど、今年はすこし機嫌が悪かったのか、力強さを見せつけてきました。

サービスで虹をチラ見せしてくれたね。
天気が悪くてもお腹はすく

設営で疲れたからだにはあまいものが一番。
お酒もいいんですが、わたしの場合は効果が一時的。あまり疲れが取れません。

ポッキーは、暑さでチョコがとけて、巨大な一本に生まれ変わってました。夏キャンプのあるあるですね。

飲みものはいつも飲んでるイニックコーヒー。お湯にとかすだけで5秒でできます。

けど、つぎのキャンプでは、エアロプレスでコーヒーを淹れることをたくらんでます。

妻が冷凍みかんを用意してくれてました。オイシックスで買ってきたそうです。
子どもたちは大興奮。保冷剤代わりになって、夏のキャンプにはぴったりですね。

手をかけたものもおいしいですが、生のものをさっと洗ってたべるのも最高。

おやつにもなるし、前菜にもなります。

おすそわけでいただいた桃、最高でした。ありがとうございました。
管理棟では、日によって、ブルーベリー、スイカ、とうもろこしなど地元で取れたおいしいフルーツや野菜が売ってます。

今回のキャンプは、オイシックスの食材セットで食事を作ることが多かったです。

どれも手軽でおいしいものばかりでした。


食材はこの冷蔵庫で管理。長期キャンプで電源付きサイトに泊まるときは、いつもこいつと一緒です。

暑さを気にして氷を買いまわったりする心配もいりません。充電もできたりするので、とても便利です。
「もっと早く買っておけば」なアイテムです。

キャンプに来たからにはバーベキューもしました。

ここでもお肉はオイシックスの冷凍もの。おいしいにきまってます。

食べるだけではあきたらず、食に関する本「おいしいものでできている」(稲田俊輔)も読んでました。キャンプ ✕ 読書、最近のブームです。

本書がきっかけで、竹岡式ラーメンに挑戦しました。今度は、現地で食べてみたいです。
晴れたすきにあそぶ

チロルエリアと言えばこの広場です。
両サイドのデッキエリアをはさむようにして芝生が広がっています。
キャッチボール、サッカー、なわとび、ドッチビーなど、袋いっぱいにつめこんできた遊び道具で思う存分あそびます。
最近は、家の近所の公園でも禁止事項ばかりで窮屈でなりません。
芝生のまわりをリップスティック(くねくね動くスケボー)でブイブイいわせてる子どももいっぱいいました。

テントうらの原っぱも子どもたちのあそび場。
チョウ、バッタ、トンボ、ハチなど、動くものをみるだけで大はしゃぎ。
とれ高をきそったり、採った昆虫をとなりのお友だちに配ったり、子どもたちの世界を楽しんでました。
夜は花火です。
夏→キャンプ→花火
ファミリーキャンパーみんなが知ってる方程式です。
いきおいあまって買いすぎてしまったので、大盤振る舞い。
晴れの日が少ないので、この夏さいごとあきるまで燃やしました。

子どもにとっての花火って、大人にとっての焚き火みたいなもんかもしれませんね。
キャンプ場のまわりも見どころいっぱい
たべる

まずはおそば。毎年いってる「きたざわ」。
ここのおそばを食べないとはじまりません。

日本で一番おいしいきたざわのそば湯。今年もしっかりいただきました。

もう一つわが家の定番、パティスリーヒラノ。

買い出しのために飯山市内に行ったらかならず立ち寄ります。
イートインだけでなく、店内で買い物をするだけでもならばないと入れない人気店です。

こちらははじめて行ったルドルフ。斑尾高原ホテルから歩いて数分のところにあるイタリアンレストラン。
競馬ファンならこのお店の名前の由来にピンとくるはずです。
雨続きでつかれがたまっていたときに、ピザ、パスタで元気をもらいました。また行きたい。
いやす
うちのキャンプは温泉とセット。
斑尾高原ホテルをはじめ、系列の温泉はキャンパー割引料金で利用することができます。
コロナの今年は、利用サイトごとに温泉施設が決められていました。
ちなみに、チロルエリア利用者は斑尾高原ホテルを割引料金で利用することができました。
ただ、斑尾高原ホテルだけで満足しないのが妻です。
斑尾高原キャンピングパークは、長野県と新潟県の県境にあります。
車で20分ほど走れば妙高高原です。温泉天国です。
日帰り入浴を受け付けている温泉もいっぱいあります。
「妙高」「赤倉」で気になる温泉があれば、ぜひ利用してみてください。
この旅ではじめて知ったのですが、妙高高原はランナーの聖地なんだそうです。
妙高高原のアップダウンが箱根駅伝のコースに似ているんだとか。
市民ランナーだけでなく、たくさんの競技ランナーが車道を走っているので車の運転には気をつけてください。
特に、ガスっているときは要注意です。
まなぶ

野尻湖といえばナウマンゾウ。こどものころに習いましたよね?
雨続きだったので、ナウマンゾウ博物館におじゃましました。

その日の企画で、アジアゾウの骨にもさわってきました。
とにかく大きかった。

つづいてやってきたのが、一茶記念館。
一茶というのは、小林一茶のことです。
長女が俳句にはまっているので、行ってきました。
おみやげに一茶かるたを買って、テントのなかで眠くなるまであそんでました。
勝った・負けたで兄弟げんかをはじめることをふくめて、かるたです。
もうひとつおまけに、黒姫童話館にもおじゃましました。
娘たちが絵本が好きなのと、夫婦ともどもミヒャエル・エンデが好きなんです。
原画コーナーや、自由に絵本が読める絵本コーナーがあったり、本好きにはたまらない場所でした。
地方の博物館は、本当にいいところがおおいです。
人も少ないですし、大事に手入れされているので、とても居心地がいいんです。
ちなみに、この3つはお得な周遊券が販売されてます。2館券もあるので、2つ以上あそびにいく場合は、周遊券がお得です。
きっとまた来年も来る

とにかく天気にふりまわされる9日間でした。
こんなに神経を使ったキャンプははじめてでした。すこしは胆力が養われたかもしれません。
危険を回避するため、天気予報とにらめっこを続ける毎日。
気づいたら、1か月の通信量をオーバーしてしまい、超低速のデータ通信で情報収集をしないといけない状況に。
雨雲レーダーの動きをチェックするには、データ通信量が大きくなるみたいで、それはそれはイライラしました。
時々、トイレ前に出向いてWiFiの電波を拾い、情報収集をしたりもしました。
そんなハラハラするわたしを尻目に、妻は落ち着きはらっていました。
天気の様子だけでなく、子どもたちの様子などにも目をくばり、たよりになる作戦隊長をつとめてくれました。
おかげで最後までキャンプを楽しむことができました。
家族それぞれ得意分野がちがうっていうのは、大事なことですね。

こうやってキャンプの様子を思い出しながら記事を書いていると、またすぐにでもキャンプに行きたくなってしまう不思議。
キャンプ用品の沼よりも圧倒的に深い沼がここにはあります。
雨や風であんなにつらかったのに、また行きたくなっちゃうんです。

キャンプ場でビールを飲みたいっていうピンポイントの欲望じゃないんです。
ビールもひとつの魅力ですが、それだけではないあののびのびとした空気感。
自然とシンクロする感じを味わいたいんです。
運よく最終日は雨が上がり、くもり空の中、撤収を終えることができました。
雨予報だったので、最後だけ斑尾高原キャンピングパークがやさしさを見せてくれたような気がします。
やぶはら高原こだまの森キャンプ場に行ったときに、バッテリーが上がってしまった反省を生かしてまめに車を動かすようにしていましたが、撤収のとき車内灯をつけっぱなしにしていたためか、またしてもバッテリーが上がってしまいました。

自動車メーカーの開発者の方へ、自動運転よりも先にバッテリーが上がらない車を作ってください。
参考になりそうな記事

このページのほかにも、どんな道具を、どのお店でそろえて、どこのキャンプ場に行くかを記事にしてます。
あわせてお楽しみください。
なにを買う?

どこで買う?

どこに行く?

2021年はどこに行った?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION(Follow @beautifulrice1)でした。