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こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @beautifulrice1)です。
2021年9月22日から4泊5日で、北軽井沢スウィートグラスの大空サイトに行ってきました。イーグル会員への昇格条件(年間10泊)をクリアするため、すこし長めの滞在となりました。
このページでは、そんな大空サイト滞在の様子を紹介します。
北軽井沢スウィートグラスの大空サイト
北軽井沢スウィートグラスは、軽井沢から車で北へ30分、群馬県北軽井沢にあるキャンプ場です。
キャンプ場では雄大な浅間山が出迎えてくれます。標高はおよそ1,000m。服装には十分すぎるほど気をつけたほうがいいですね。
大空サイトは、その名の通り大空の下でのびのびすごせるサイトです。電源はありません。
広さは約160㎡(20✕8m)。行ってみるとわかりますが、めちゃくちゃ広いです。東京近郊のキャンプ場でよくみる8✕8mや10✕10mの区画とくらべると、ほぼ2倍の広さです。
キャンプブームの今、フリーサイトでもこの広さをさがすのはむずかしいんじゃないでしょうか。
ミニバンのセレナ(日産)を停めて、2ルームテントを立てて、あいているスペースで子どもとバドミントンをすることができる広さというとイメージがわくでしょうか。
包帯を巻いたウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ
今回は、手負いのコクーンⅡ(コールマン)を連れてきました。
前回のキャンプでやぶれてしまったルーフフライの修理が間にあわず、ブルーシートで傷口をかくしながらのキャンプです。
あまりにダメージが大きかったので、ルーフフライだけ買い換えることを考えていますが、年内は入荷のめどが立っていないんだそうです。
メルカリなどもさがしてみましたが、手頃な値段のものを見つけることができませんでした。
極端に高いか、状態の悪いものしかなかったね。
ちなみにコクーンIIのルーフフライは生産が終了しています。
コクーンIIIのルーフフライで代用できるそうなので、同じ悩みを抱えているコクーンIIユーザーの方は参考にしてください。
ちかくで見るとこんな感じです。これぞ「つぎはぎ」。
おとなりさんからも、「だいじょうぶですか?」と声をかけられたほど。ルーフフライは結露防止の役目も果たしますが、天気がよければなくてもそれほど困ることもありません。
しかし、雨が降ると天井中央部のファスナーのすきまから雨漏りがします。「くもり時々雨」の予報だったので、背に腹はかえられないとブルーシートでカバーしました。
ブルーシートは、「さばいどるのワイルドキャンプ」(かほなん)で紹介されていたものです。荷物置きにもなりますし、ハトメの数が多いので簡易なタープにもなります。
娘と2人でデイキャンプに行ったときには、秘密基地と称してタープとしても活躍してくれました。
わが家の定番キャンプ飯
つぎはぎだらけのテントでキャンプがスタート。まずは定番のカップラーメンから。期間限定の「合体シリーズ」なるものをママが見つけてきてくれました。
いろんな種類を買ってきてくれたので、ドラフト会議で自分が食べたいものをえらびます。
ドラフト会議をやると、2人の娘のどちらかは結果を受け入れることができず、ケンカに発展するのがお決まりのパターン。
しかし今回は、奇跡的に一位指名が競合せず、平和なランチとなりました。それにしてもこの合体シリーズ、おもしろいですね。期間限定メニューをたべると、定番メニューも食べたくなるので、ユーザーの心をつかむ日清食品の戦略にはしたたかさを感じます。
カップラーメンだけじゃあもの足りないだろうというので、ママが用意してくれたのがオイシックスの冷凍餃子。冷凍食品は保冷剤代わりになります。
それだけでなく、オイシックスの冷凍食品はクオリティが高いのでキャンプでも大活躍なおかずです。オイシックスも本格的にキャンプ用の商品を開発したほうがいいと思ってます。オイシックスの開発担当者が読んでいるかもしれませんので、もう一度いいます。オイシックスも本格的にキャンプ用の商品を開発したほうがいいですよ。
スノピ好きのファミリー層には一定の需要があるはずです。
夜はやっぱり白いごはんを食べたくなります。
わが家の家族は4人(娘は7歳と5歳)構成なので、1.5合くらいがちょうどいいです。あまってしまうともったいないですし、後片付けも大変です。すこしたりないかなと思う程度でとめておくのがおすすめです。腹八分ってやつですね。
日中は太陽の下であそびまわっているので、からだが塩分を求めるのか、娘たちは白いごはんにすこし塩をまぜて塩ごはんにするのが最近のお気に入りです。
このライスクッカーミニですが、加熱しているときに中の様子が見えるように、オプションでガラスの蓋をつかってます。火力の切替のタイミングを逃すことがありません。
ちなみに標準装備の蓋は、中の様子を見ることはできませんが、沸騰するとカタカタと音がして、中の様子を知らせてくれます。
ただし、ライスクッカーを水平においておかないと音がならないので、その点は注意が必要です。スマホで水平をはかってつかっているという話を聞いたことがあります。
もちろんみそ汁もセットです。
ちかくの久保農園で買ってきた野菜をみそ汁の具材にすることもありますが、買い物に行く機会がないときにはフリーズドライのみそ汁の具が重宝します。
わが家は長期滞在なので、バーベキューのようなキャンプらしいメニューを毎日続けると胃腸がバテてしまうので、ところどころでこういったシンプルな食事をはさむようにしています。
特に、わたしの胃腸は軟弱なので、1日に1回くらいはみそ汁をお腹に入れておかないと、お酒も飲めないくらいぐったりしてしまいます。
家族、特にわたしのリセットメニューです。
これは、今回のキャンプで新たに導入したAero Press Go(エアロプレスゴー)です。コーヒーを抽出する器具です。
「Go」とつくタイプは、旧来のAero Pressがアウトドア用にコンパクトになったもの。
下の写真のように、すべての部品をカップに収めることができます。素人でも安定しておいしいコーヒーを淹れることができ、使い終わった豆の処理もかんたんです。抽出にかかる時間は、メニューにもよりますが1、2分程度。
コーヒー豆を入れ、お湯を注ぎ、かるくかき混ぜ、1分間蒸らしたあと、30秒くらいかけてプランジャーを押し、コーヒーを抽出します。
特にプランジャーを押す作業が、子どもたちのお気に入りのようで、なかなかわたしの出番は回ってきません。
それでも子どもたちとワイワイ言いながらコーヒーを抽出するのも悪くありません。
こんなふうに家でもつかってます。
プランジャーを押す楽しみを奪われたストレスは自宅で発散しています。
豆の味がストレートに出るので、豆は慎重にえらんだほうがいいです。つまり安物はやめましょう。
たき火とすごした5日間
天気予報はくもり時々雨。風もそれほど強くはなさそうでした。買い出し以外でキャンプ場から出かける予定もありませんでした。
せっかく長期で滞在するので、たき火を思いっきり楽しむことにしました。これまでやったことのあるたき火料理はもちろん、それ以外にもいろいろとためしてみることにしたんです。
今回、新しくつかった道具の2つ目がこの着火剤。YouTuberのMr SYUさんが紹介されていたものです。
着火でつまずくことが多いので、ものはためしで使ってみることにしました。
いくつか特徴はありますが、最大の特徴は燃焼時間が長いことです。7分くらいかけてゆっくりと燃えてくれます。
1日に3個(最大)使う計算で、15個ジップロックに入れて持っていきました。軽いし、コンパクトだし、かさばりません。
実際に使ってみて、着火に失敗してつぎたすようなこともなく、1回の火起こしに1つシートがあれば十分でした。
たき火台の上に着火剤を乗せ、こんな感じで火をつけて、炭焼き名人(火おこし器)をかぶせます。
麻縄、ファイヤースターター、フェザースティックと着火にこだわる人にとっては、味気ないかもしれません。
不器用なキャンパーが、子どもの機嫌を取りつつ、手際よく火をおこすのはむずかしいものです。少なくともわたしにはむずかしいです。
そんな火起こしに悩む火起こし担当のパパやママは、つかってみる価値は大いにあると思います。
着火の続きです。火をつけた着火剤にかぶせるのが、この火おこし器の炭焼き名人です。
新アイテム第3弾です。
これも着火でつまずく問題を解決するために導入しました。たためば焚き火台と一緒に袋に入れておくこともできます。
話には聞いていましたが、煙突効果の威力はすさまじいです。さきほどの着火剤と組み合わせれば着火は楽勝です。むしろ消そうと思っても消せないんじゃないかというくらいの力があります。
着火を失敗して、家族から冷たい視線を浴びがちなパパさんには、この炭焼き名人と着火剤のセットをおすすめします。
このふたつに着火をお願いしている間に、ビールを飲んでもいいですし、料理の準備をしたって大丈夫です。いやな汗をかくことはなくなりますよ。
火がついたので、野菜を焼いていきます。
ちかくの久保農園で買ってきたとうもろこしとズッキーニです。あせらなければ絶対においしいものができあがります。タイミングの見極めには五感をフル活用する必要があります。
ふだんはホットクックに頼るくらしをしているので勘を取りもどすのにすこし時間がかかります。
野菜の見た目はもちろん、とうもろこしについてはにおいも大事なポイント。甘い香りがしてくるまでじっとがまんです。ズッキーニは表面にうっすら水分が出てくるまでがまんです。
火のお世話をしながら、ベストのタイミングを待つってゆたかな時間ですよね。
お次はやきいも。
これまで何度も挑戦してきましたが、納得のいくやきいもができたためしがありません。
数年前のアサマ狼煙のときに食べたやきいもの味が忘れられません。スタッフの方がダッチオーブンで作ってくれたものを食べました。
北軽井沢スウィートグラスのスタッフから教わった焼きいも・焼きリンゴレシピ今回作るやきいもは、水に濡らした新聞紙でくるみ、アルミホイルで包んでます。アルミホイルが薄いので、二重に巻いてます。たっぷり時間があったので、火加減に細心の注意を払って作りました。
どうでしょう?ちょっと火を入れすぎた感じがしますね。
ベストよりも余分に水分が抜けて、すこしぱさつく感じがします。
途中、とてもいいにおいがしてきたときがあったので、今思えばそこが引き上げどきだったのかもしれません。
ダッチオーブンでやれば、ほとんど失敗することはないんですが、たき火でつくるときは見極めがむずかしいですね。
ベストではないですが、やきいもそのものはとてもおいしかったですよ。
子どもたちも満足そうに食べてくれました。
お次はポップコーンに挑戦。ふだんはポップコーンなんて食べません。キャンプ気分を味わいたくて作ることにしました。
作り方は簡単。豆とバターを入れて、上からアルミホイルをかぶせて加熱するだけ。
「ポン、ポン」とアルミホイルの蓋を突き上げるような破裂音は、「ポップコーンつくってるなぁ」とひたれる瞬間です。
しかし、ご覧の通りポップコーンは失敗に終わりました。こげちゃってますね。バターの量がすくなく、加熱時間が長すぎたことが原因のようです。
ポップコーンを楽しみにしていた子どもたちからはブーイングでした。これを読み直して、もう一度挑戦してみます。
最後はド定番のホットサンドとウインナー。
ホットサンドができあがるまでの間に、ウインナーを食べる作戦です。皮はパリパリ、中はジューシー。
安いウインナーなのに、炭火で焼くだけでこんなにもおいしくなるんだと、毎回感心させられます。
焚き火台でウインナーを焼くとき、一本はかならずコロコロ転がって地面に落っことしてしまいます。
ウインナーあるあるですね。
もちろん、3秒ルールを宣言しておいしくいただきますけど。
新アイテム4つ目は、火消し壺です。
あまった炭を次の焚き火台調理に使いたいのと、たき火後の薪を安全に処理するのが目的。
YouTubeで紹介されていたダイソーのオイルポット(150円)を火消し壺として使います。
火消し壺として売られているものではないので、使用については自己責任でお願いします。
実際につかってみたところ、きっちり火消し壺の役割を果たしてくれました。キャンプ用の火消し壺は大きいのが難点ですが、このオイルポットはコンパクトできっちり火を消してくれます。お休み前の安全確保、炭の再利用をかんがえると、これはとても便利なアイテムです。
ただ、入手がむずかしいので、ほしい人は根気よくさがしてみてください。
新しいギアの最後は、冬用のブーツです。
これは1年に1足はきつぶすことを前提に毎年買っています。今年もキャンプの予定が決まったので、用意しておきました。
屋外での活動に、新品だったことをすっかり忘れさせるくらいたくましくよごれました。ブーツに気を使ってキャンプを楽しめないより、これくらいガシガシ使ったほうがブーツもよろこんでると思います。
値段も5,000円程度です。
夏の間、靴箱をむだに占領することがないので、今年もガンガン使ってはきつぶします。外遊びにつれていきます。
北軽井沢スウィートグラスのいろんな時間
たき火台の前に陣取って、ひたすらあそんでただけという気がしなくもないですが、お散歩にもでかけました。
トイレに行きたいという娘に起こされ、眠い目をこすりながら歩いていたときの一枚です。
きれいな月が浮かんでます。写真には写っていませんが、反対側には日の出の太陽がのぼってきています。ちょっとした天体ショーを見ているようでした。
この月をみた娘は、あとから起きてきたママに興奮した様子で月の姿について説明していました。
自然が人間に与える力を強く感じました。
売店に買い物に行く途中、あまりにきれいだったので撮ってしまいました。
LEDであったとしても、キャンプ場の灯りはいいもんですね。みんな思い思いにキャンプを楽しんでいる様子です。
遠くの方で兄弟げんかの声も聞こえてきますが、それもまたキャンプのたのしみのひとつということで。
また行きます
いかがでしたでしょうか。
大空サイトはとにかく広いので、のんびりすごすことができます。
予約したフリーサイトみたい。
自分たちのキャンプに没頭できます。
ときには子どもの好きなトランポリンや、ころもっくさがしに出かけることもありますが、基本的に自分たちのサイトであそび尽くすことができます。
北軽井沢スウィートグラスには、大空サイトのほかに林間エリアや木立エリアなどもあります。
しかし、ママが虫嫌いなので、わが家にとっては大空サイトがのんびりできていいんです。
最終日、撤収のときだけ大雨に降られてしまいましたが、自然相手のことなので仕方ありません。私たちの撤収が終わるまで雨を降らすのをやめておこうなんてお天道様が考えてくれるわけがありません。
とはいえ、なんとか年間10泊のイーグル会員昇格条件を達成したので、来年はいよいよポリンポリンサイトに泊まることができるかもしれません。
北軽井沢スウィートグラスのイーグル会員になるまでの道のり冬の足音が聞こえはじめ、そろそろわが家のキャンプ納めが近づいています。あと1回は、スウィートグラスに行けないかとスケジュール帳を眺めています。
みなさんも思い残すことがないように今年のキャンプを楽しんでください!
北軽井沢スウィートグラスのポリンポリンサイトに行ってきました。参考になりそうな記事
このページのほかにも、どんな道具を、どのお店でそろえて、どこのキャンプ場に行くかを記事にしていますのであわせてお楽しみください。
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2022年に行ったキャンプ場(まとめ)最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION(Follow @beautifulrice1)でした。