【保存版】ウェザーマスター(R) ワイド2ルームコクーンⅡ(コールマン)設営・撤収のコツ

【保存版】ウェザーマスター(R) ワイド2ルームコクーンⅡ設営のコツ

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こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION()です。

YouTubeにはウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡの設営・撤収のコツを解説した動画が数多く公開されています。

たしかに、動画は設営・撤収のイメージをつかむのには向いています。

しかし、きれいに編集されているため、現場で必要な舞台裏の様子がどうしてもわかりません。

また、実際に設営や撤収をしているとき、「ここどうするんだっけ?」と疑問がうかんだときに、動画だと知りたい情報をさがすときに時間がかかってしまう欠点もあります。

このページでは、キャンプの現場でカンペとして使えるように、ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡの取扱説明書を使って、設営・撤収のコツを紹介します。

コクーンIIの各部の名前・セット内容

各部の名称

  • 上にコールマンのロゴがある方が入口(上の完成図赤丸参照)

注意
足元にあるロゴは、前にもうしろにもついているため、入口を見わける手がかりにはなりません。

コクーンIIの設営手順

全体の注意事項

いくら力を入れてもポールがクリップにはまらないなど、テントに異常なテンションがかかっているときは、ほとんどの場合、やり方がまちがっているので、一度手を止めて手順を確認しましょう。

ポールの色とポールを通すスリーブの色をあわせるなど、コールマンのフラッグシップモデルのテントだけあって、キャンパーにやさしい作りになっています。

うまくいかない場合には、まずは自分のやり方がまちがっていないかを確認する冷静さが必要です。

よくあるのが、ポールを伸ばすときに最後まできっちり各節を差しこんでおらず、ポールがクリップにはまらないというトラブルです。

では早速、設営手順をみていきましょう!

フライシートを広げ、センタールーフポールをセットする

フライシートを広げセンタールーフポールをセット

  • ポールを通すすべてのスリーブがしっかり見えるようにフライシートをしっかり広げる
  • 前回のキャンプでスタンディングテープをはずしたままにしているときは、設営前に必ずバックルを止める
  • フライシートのチャックを少し開けておき、テンションがかかりすぎないようにあそびを作っておく
  • この段階で、フライシートについているリングをセンタールーフポール(ゴールド)にひっかけてはいけない

メインポールをセットする

メインポールをセット

  • ジョイントパーツの赤色のシールが外側を向くようにメインポールをセットする
  • リングはねじれのないように下からひっかける

メインポールを立ち上げる

メインポールを立ち上げる
メインポールを立ち上げる

  • すぐにメインポールを支えられるように、次に使うセンターサイドポールを先にくみ立てておく
  • メインポールを立ち上げる時、センタールーフポール(ゴールド)とメインポール(シルバー/レッド)のジョイント部分を支えると立ち上げやすい
  • ここさえ2人でやれば、あとは1人でなんとかなる

サポートポールをセットする

サポートポールをセットする

  • サポートポールはメインポールの上側を通す(次のミドルポールは下側を通すのでまちがえないように!)

ミドルポールをセットする

ミドルポールをセットする

  • ミドルポールはメインポールの下側を通す
  • ミドルポールを差しこむモールドの羽の部分を内側に向ける
  • 1人で設営する場合、反対側のメインポールの下側をミドルポールが通過したか見えないので、ミドルポールを押し切る前に、反対側のポールがメインポールの下側を通過しているか確認する

設営位置を決め固定する

コクーン II

  • すべてのポールをセットしたところで設営のために開けておいたファスナーをすべて閉じる
  • 前後のループ(グレー)を張り出し、ペグで固定する

ポイント
しっかりループを張り出すとテント内が広くなります

インナーテントをセットする

インナーテントをセットする

  • 足元のインナーテントフロアを固定する前に、インナーテントをつり下げる
  • ウェザーマスターグランドシートフォーコクーン(もしあれば)と一緒に奥から順番にインナーテントフロアのコーナー6か所を固定する
  • グランドシートは短い辺が奥、長い辺が手前にくるようにインナーテントと一緒に固定する

ロープを張り固定する

ロープを張り固定する
ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ
  • ロープは3色12本(ベーシュ6本、グリーン4本、レッド2本)ある
  • 入口と奥の高い位置にグリーン、側面の目の高さにベージュ、足元にレッドのロープを結ぶ
  • ロープをテントにしばるのが大変なのでカラビナを使う

スタンディングテープをはずす

スタンディングテープを外す

  • ポールが外側に開くのを防ぐため、内側のループをペグで固定する
  • 子どもが足を引っかけて転ばなくなりました

北軽井沢スウィートグラス ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ

テント内側のループをペグで固定することで、テントがゆがむのを防ぎ、入口のファスナーを開け閉めしやすくなります。

注意
スタンディングテープをはずした場合、撤収時に元にもどすこと

キャノピーを活用する

キャノピーを活用する

ルーフフライをかぶせる

ルーフフライをかぶせる

まえとうしろの見分け方

MEMO
窓がついている方が入口側です。

コクーンIIの撤収手順

撤収の心構え

テントの撤収は「テントをたたんで袋にねじ込むことだ」と考えていましたが、そうではないことにようやく気づきました。

雨が降っていれば悠長なことは言ってられませんが、晴れているのであれば撤収=次のキャンプの準備と考えるべきなんです。

とはいえ、チェックアウト時間も決まっているので、撤収にかけられる時間はそれほど長くありません。

テントの外側だけでなく、内側もしっかり乾かして次のキャンプの準備をしようと思えば、段取りが大切です。

撤収の準備

手順1
ルーフフライを外す
ルーフフライを外し、先に乾かし始める。
MEMO
フライシートも乾かすことができて一石二鳥
手順2
テントの中の道具を出す
ルーフフライとフライシートを乾かしつつ、テント内の道具を片付ける。 設営・撤収時間を短くするコツ|すべての荷物をブルーシートに並べる
手順3
入口と出口を作る
換気のためフライシートの入口と出口を開ける。
MEMO
風向きに合わせて風の通り道を作る
手順4
グランドシートを外す
グランドシートを外し、テントの外で乾かす。
手順5
インナーテントを乾かす
コクーン2インナーテントの底を持ち上げ、風を通して湿気を取る。コクーン2コクーン2
手順6
ロープ・ポール・ペグを外す
風の強さ、向きに注意して外せるものを外す。
手順7
ルーフフライをたたむ
 
手順8
撤収の準備完了
下の撤収手順に従って撤収する。

撤収手順

撤収方法

  • 設営と逆の順番でロープ、ポールを外す
  • 次の設営で苦労しないためロープは面倒でも1本ずつたばねて袋にしまう
  • テントのてっぺん4ヵ所を2人でつかみ、風を利用して半分におりたたむ
  • インナーテントをたたむときは空気の逃げ道を作るためドアの下を開ける
  • ショックコード(ゴム)にテンションがかかりすぎないようにポールの真ん中からおりたたむ

コクーンIIのおすすめ周辺アイテム

ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡは、厳しい自然環境の中でも、快適な室内と最上のくつろぎを提供することを目指して開発されたコールマンの中でも最高峰のテントです。

まさに究極の別荘。

そのコクーンIIの良さを最大限に引き出すためにも周辺アイテムにもこだわりたいところ。

この章では、わが家で使っているおすすめの周辺アイテムをご紹介します。

1. カラビナ

テントに張る付属のロープは12本です。このロープをテントに結ぶ作業は意外と時間がかかります。

雨が降っていたり、寒くて手がかじかんでいたりするとさらに時間がかかります。

そんな悩みを解決してくれたのがカラビナでした。一度ロープにセットしてしまえば、次からはカラビナをテントにひっかけるだけで簡単に設営ができるようになります。

もちろん撤収も楽チンです。

2. ハンマー

ペグの数は、ロープの比ではありません。2倍以上あります。

付属品としてハンマーもついてますが、あきらかに役不足です。

子どもだましのピコピコハンマーだよね。

すでにハンマーを用意している人がほとんどだと思いますが、お持ちでなければぜひ付属品以外のハンマーをお使いください。

3. ペグ

ハンマーと同じで、ペグも付属品のものでは心もとないと感じる時があります。

サイトによっては、付属のペグでは歯が立たない場面も出てきます。

わが家も地面が硬い風が強いなど、ここぞという時のためにエリッゼの鍛造ペグ(28cm)を8本用意しています。

1本、1本がかなり重いので、33本全部を鍛造ペグにするのはやりすぎかと思いますが、何本か持っておくと重宝します。

4. ウェザーマスター(R)グランドシート フォーコクーン

テントフロアを汚れや傷から守るためにグランドシートは必須です。

ブルーシートで代用してもいいですが、せっかくなのでコクーン用に作られたグランドシートを使いたいところです。

専用のグランドシートなので、サイズもぴったりです。小銭をケチって、インナーテントを傷めてしまっては元も子もありません。

ウェザーマスター(R)グランドシート フォーコクーン
created by Rinker
コールマン

5. アジャスタブルポール(MSR)

テントの入口をはね上げ、キャノピーを作るには別途ポールとロープを用意する必要があります。

わが家では、軽さと長さを考え、MSRのアジャスタブルポール(4フィート)を使っています。

収納時の大きさは44cm(約4フィート)、重さはなんと190gしかありません。

伸ばした時には120, 130, 140cmと10cm刻みで3段階に調節することができます。

いくつかポールもためしましたが、コクーンIIの相棒としてはMSRのアジャスタブルポール(4フィート)が一番です。

6. 手袋

ハンマーと一緒で、お持ちの人がほとんどだと思いますが、念のため。

少ない握力で力を伝えるのと、指先を保護するために手袋は必須です。

消耗品ですので、高いものを買う必要はありませんが、絶対使ったほうがいいです。

ポールとグリップをはさんだときの痛みを経験したことがある人なら、わかっていただけると思います。

悪いことは言いません。ケガをする前に買ってください。

数百円で、指先の安全が確保できます。

コクーンIIの設営実績

コクーンIIの設営・撤収に関する記事を書くまで決して平坦な道ではありませんでした。

設営の途中で投げ出したり、夫婦喧嘩がはじまったり、あきらめて団子状にして収納したりと苦労の連続でした。

コクーンIIの絶大な包容力がなければ、メインテントを買い替えていたかもしれません。

ここでは、実際の設営にかかった時間を紹介します。

1回目:2018年7月14日

2時間かかっても設営できず。ルーフフライをかぶせる前に体力が底をつく。ほろ苦いデビュー戦。

2回目:2018年9月1日

2時間でなんとか設営完了。

3回目:2018年9月22日

1時間で設営完了。

スタッフの方に手伝っていただいたので追い風参考記録。

4回目:2018年10月6日

1時間45分で設営完了。こうしたらバランスが良くなるんじゃないかといろいろ考える余裕が出てきた。

5回目:2018年11月9日

1時間40分で設営完了。一人でできた!

6回目:2018年11月23日

妻の協力を得て、1時間30分で設営完了。

7回目:2019年4月28日

5ヶ月のブランクは大きく、2時間もかかった。

8回目:2019年7月13日

前回のキャンプでブランクを取り戻したので、1時間足らずで設営完了。

9回目:2019年8月9日

楽勝です。1時間かかりません。下の娘が大きくなり、設営に集中できるようになったことも大きな要因です。

∞回目:2021年X月X日

もう40回以上は設営・撤収しています。毎回いろいろな気づきがあるので、設営・撤収がキャンプのたのしみになってます。

参考になりそうな記事

このページのほかにも、どんな道具を、どのお店でそろえて、どこのキャンプ場に行くかを記事にしていますのであわせてお楽しみください。

なにを借りる?

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どこで買う?

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2022年はどこに行った?

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どうやって修理?

ツールームテント コクーンII コールマンのテント・コクーンIIのルーフフライが破れたのでメーカーに修理してもらいました

どうやってクリーニング?

テントクリーニング.com テントクリーニングのすすめ〜オフシーズンに入るのでテントクリーニング.comにテントのクリーニングをお願いしてみた

最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION()でした。