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こんにちは、CAMPIONです。
この記事では、東京レガシーハーフマラソン 2023に参加した時の様子を紹介します。
背景
東京レガシーハーフマラソンが行われたのは10月15日(日)。
パリ五輪のマラソン代表を決めるMGCと同日の開催でした。川内選手が大逃げしたあのMGCです。
当日の気温は16℃。天気は土砂降り。
当日のスケジュールは以下の通り。
- 8:30 整列開始
- 9:15 入場ゲートクローズ
- 9:30 整列締切
- 9:50 スタート
8:35に国立競技場に到着し、スマホによる本人確認、荷物検査を済ませました。
2023年3月に参加した東京マラソンよりもずいぶんとスムーズに手続きを終えることができました。
東京マラソンが3.8万人、東京レガシーハーフマラソンが1.5万人というランナーの数も要因かもしれません。
入場ゲートクローズ、整列締切にもゆとりを持って間に合いました。かといって、待ちくたびれてしまうような長い待機時間もなかったので、次回参加する時もこのくらいのスケジュールで移動しようと思っています。
レース中
目標
この大会の目標はふたつです。
- 足切りに引っかからないようにする
- 途中で歩かない
もうこれだけです。
東京レガシーハーフマラソンは、グロスタイムで2時間50分でゴールしなければいけません。
4か所で収容関門が設置され、関門閉鎖時刻が決められています。
そのため完走するためには、これらの関門を突破する必要があります。
東京レガシーハーフマラソンを完走するためのペース制限時間に神経質になるのは、東京マラソン(2023)での苦い経験があるからです。
生まれて初めてマラソン大会で足切りにあったのが3月の東京マラソンでした。運動に関してはある程度の自信があったので、あの時の悔しさはいまだに忘れられません。
疲れ切って、寒さに震えながら乗せられたはとバス。そのはとバスから見た完走したランナーの笑顔。この文章を書いていてもあの時の悔しさが蘇ってきます。
途中で歩かない、はいつも考えているのですが、なかなか達成できない目標です。歩かずにゴールすることの難しさは、マラソンを走ったことがある人であれば共感していただけるはずです。
この壁は市民ランナーにとっては意外と高い壁です。
どの本かは忘れてしまいましたが、村上春樹さんも著書の中でマラソンの心得として「途中で歩かない」ことを自分に課しておられました。シンプルに、マラソンなんだから走れよ!と。
号砲
9:50にスタートしました。Kブロックは国立競技場の地下通路の中。
おりからの大雨もあって、スタートの合図は聞こえません。手元の時計が9:50を指し、集団がゆっくりと動き出したことでスタートしたことに気づきます。
のろのろと地下通路を抜け、土砂降りの公道に出ます。地下通路を移動する時も進んでは止まり、進んでは止まりをくり返します。大きな集団なので移動には時間がかかります。
公道に出て、国立競技場にそって歩みを進めていくとようやくスタートラインまでたどり着きました。
国立競技場の中をスタートすると思っていたので拍子抜けです。結局、スタートラインを通過するのに16分くらいかかりました。
グロスタイムで2時間50分の制限時間を考えると、この16分のロスは無視できません。Lブロック以降のランナーはさらに厳しい条件でスタートすることになります。
レースプラン
ふたつの目標を達成するために、オーバーペースにならないことだけは常に意識しました。雰囲気に飲まれて、ペースを上げすぎないように気をつけました。
スタートから5kmまでは緩やかなくだりが続きます。大会独特の高揚感に飲まれて平常心を失い、まわりのランナーの熱気にだまされてしまうと、あっという間にペースが上がってしまいます。
何度も心拍数やペースを確認し、はやる気持ちを抑えて前半を切り抜けようと考えました。
練習中の動きから、ガス欠にさえならなければ足切りにはかからないのではないかという自信がありました。
具体的な心拍数だと160くらいがひとつの目安です。この状態が続くと、動きが極端に悪くなってしまうことが多かったため、心拍数が150付近をキープできるようにペースを作っていきました。1km何分という時間で管理するのではなく、心拍数で管理していきました。
この日は、雨のせいでとにかく寒かったので、からだが温まるまで焦らず進めていきました。
COROSのPACE2、心拍センサー、ポンチョ(手作り)には本当に助けられました。ポンチョには娘が応援メッセージを書いてくれたことも私を勇気づけてくれました。
マラソン大会で雨が降った時に使える簡単手作りポンチョ(カッパ、レインコート、雨具)の作り方レース後半
雨は降ったり止んだりを繰り返しながら、結局ゴールまで降り続いていました。
もともと途中で止むような予報ではなかったので、途中で雨が止むことは期待していませんでした。万一、終盤に走れなくなったら、からだが冷える、雨に打たれるのダブルパンチで動けなくなってしまう恐れがあったので、一時的に雨が止んでもポンチョを脱ぐことはしませんでした。
いろいろな事態を想定しながら慎重に走っていきましたが、10kmを過ぎてもガス欠しそうな気配はありません。練習の成果なのかもしれません。
娘が前日に用意してくれた一口サイズの焼きいもようかんで、エネルギーを補給しながら走り続けます。
前半の10kmを終えて、体も温まってきました。少しずつペースも上がってきました。
気づくと17kmを越える地点にさしかかりました。そこまでとても順調なペースです。制限時間ないのゴールを確信できるくらいの余裕がありました。
残り3kmとなり、ゴールまでのカウントダウンが始まると急に寂しさが込み上げてきました。こんなことを感じたのは初めてです。
もうレースが終わってしまうことが寂しいんです。
雨に打たれて、ひとりでセンチメンタルになりながら国立競技場に帰ってきました。
あまりに雨がひどくて競技場内の景色がよく見えませんでした。多くのランナーが自分のゴールシーンを撮影しようとスマホを構え、ちょっとした渋滞が起きていました。
自分の勇姿を撮影したい気持ちはわかりますが、コースの真ん中で撮影するのはいかがなものかと思うのは私だけでしょうか。
とはいえ、こんなに余裕を持って走ることができたのははじめてでした。余力を感じながらのランニングはとても心地よい体験でした。
来年もかならず申し込みます。来年こそ、晴れの国立競技場でゴールしてみたいです。
レース後
レースが終わり、着替えを済ませ、「オレは摂取す」を飲んだのでからだは元気です。
ただ、寒い中を走り続けたせいで、内臓は疲れ切っていたようです。
猛烈にお腹は空いているので、ランチを食べたい。無性に温かいものが食べたい気持ちです。
会場近くにあった日高屋に入って、ラーメンの大盛りを頼みます。温かいスープに癒されます。
けれど、麺がお腹に入っていきません。半分くらい食べたところでギブアップ。
お腹は空いているんだけれど、固形物を受け付けない状態でした。
店内には、大会を終えたランナーが多くいます。ビールと餃子で打ち上げをしているグループも少なくありません。
そんな様子を見ていると、まだまだ私の鍛え方が足りないなと思えてきます。
もともと胃腸は強い方ではありません。すぐにお腹を壊すようなことはありませんが、食べる時間が変わったり、いつもと違うものを食べたりすると途端に調子を崩します。
こればかりは鍛えようにも鍛え方がよくわかりません。パン屋を巡りながらランニングをするパンランをするくらいしかアイデアが思いつきません。
こればかりは体質なので、自分の体となかよくしていくしかないのかも知れません。
夕食は帰ってお粥を食べました。おかゆはもちろんホットクックに作ってもらいました(ホットクックはシャープが発売している自動調理器です。)。
忙しい時だけでなく、疲れ切っている時もホットクックが便利なことに気づきました。
胃腸が元気にならないと、回復もおぼつかないのでおとなしく翌日もお粥をいただきました。
冷たい雨で体力的にはきつい大会でしたが、それ以外はいい思い出しかありません。
いつもながらボランティアの方々には感謝しかありません。来年もぜひ出場したい大会です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION(Follow @beautifulrice1)でした。