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2023年10月13日に、ミズノでランニングフォーム診断を受けてきました。6月18日に続き2回めのフォーム診断です。
マラソン界隈の話題としては、MGCで小山選手と赤﨑選手がパリ五輪代表に内定した時期です。
今回のフォーム診断は13時45分スタートで30分間行われました。
診断結果
スコア
診断では、ルームランナーで走っているフォームをもとにして機械的にRunning Score(ランニングスコア)が計測されます。
今回のスコアは65.8(100点満点中)。残念ながら、前回(67.1)よりもすこし低下しています。
4か月の間、コツコツとランニングを続けてきただけに、スコアが下がってしまったことには少なからずショックを受けました。
大幅なスコアアップはないにしても、下がることはないだろうと思っていただけに非常に残念な結果でした。
とはいえ、スコアの成り立ちをよく理解しないままショックを受けているだけではあまり前向きとはいえません。大事なのはどこをどうやって改善していくかです。
直すべき癖
トレーナーの方に改善点をしっかりレクチャーしていただきます。ちなみに1回めの診断(6/18)で指摘されたのは以下の項目でした。
- 腕振りの時、右の拳より左の拳が高い
- 腕振りの位置が前すぎる(肘が体側よりも前に出ている)
- 接地の時に膝がぐらつく
- 重心が後ろ寄りになっている
今回はどうでしょう。
接地の時に膝がぐらつく
この点については特に指摘されませんでした。
月におよそ100km走ってきたので、下半身に力がついてきたのかもしれません。
よくなったところもあったのです。
よかった。
腕振りの時、右より左の拳が高い
残念ながら改善されていませんでした。
拳の位置は、走っているときに自分の目で見ることができます。ですので、9月の練習の時には完全に直ったものと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。
撮影していただいたスロー動画で確認したところ、やはり左右で拳の高さがちがっていました。拳の高さどころかよく見ると体全体が右に傾いていることがわかりました。
そういえば、数日前に背中の筋肉の状態を確認するために写真を撮ったのですが、その背中(肩のライン)もずいぶん右が下がっていました。
小学生の娘が撮ってくれた写真なので、その写真を見た時には写真の撮り方・角度の問題だろうと思っていたのですが、ちがっていたのです。私が正しい姿勢だと思っている状態で右側が下がっていたのです。
トレーナーに肩を持ってもらい、肩のラインを地面と平行になるように姿勢を調整してもらったのですが、とんでもない違和感でした。客観的にみて水平な状態に姿勢を持っていくと、違和感、居心地の悪さを感じるということは相当からだが傾いている証拠です。
ふだんの姿勢に気をつけながら、弱い左側の筋力強化を図っていき、場合によっては整体などで専門家に診てもらったほうがよさそうです。
たしかに、2日後の東京レガシーハーフマラソンを走った後も、右足の方が疲労感が強かったのです。疲れが右に偏って出てしまうというのは、この歪みが原因である可能性が高いです。
歪みを直すためトレーナーからアドバイスをもらいました。
左右のバランスを整えるには、両腕や両足を一緒に動かす腕立てや懸垂のようなものではなく、ランジやサイドプランクのように片側だけに負荷がかかるトレーニングを中心にした方がいいとのこと。腕立てや懸垂のような運動だと、どうしても力が強い方が主導で動作をしてしまうので、左右差を助長してしまうんだそうです。これはとても勉強になりました。
重心が後ろ寄りになっている
これも多少の改善は見られたものの、まだまだ改善の余地はあるという診断でした。
練習の時に意識してきたつもりですが、それでは足りなかったようです。
私の場合、重心を前寄りにするために腰を折るように前傾していたみたいですが、それは正しい姿勢とはちがうとのこと。
そうではなく、上体を真っ直ぐに保ったまま、からだ全体で前に倒れこみ、着地した足の真上に胸を持ってくるようなイメージでからだを前に持っていくのがよいとのこと。
この、胸を接地した足の真上に持ってくるという説明はとても腑に落ちました。これまた、継続して取り組んでいきたい課題を見つけることができました。
腕振りの位置が前すぎる
腕振りについては、今回、別の角度から改善点を教えていただきました。
なんでも私の腕振りは、腕を振るたびに肘の曲げ伸ばしをしているようで、腕を振るたびに前に進む推進力を消しているというだけでなく、腕の曲げ伸ばしでよぶんなエネルギー消費をしているんだそうです。
たしかに走り終わると肩や腕がパンパンになっているので、それはこの無駄な動きが原因だったのかもしれません。
肘の角度をキープして、もう少し体に近い位置で胸を張って腕振りすることを心がけていきたいです。
こうすることで腕の曲げ伸ばしを防ぎ、猫背・巻き肩の状態で走ることを防ぐのが狙いです。
とはいえ、腕振りは足の動きにくらべて優先度は下がるようです。足の動きに合わせて、その邪魔をしないように腕振りでバランスを取っているくらいの位置づけらしいのです。
ですので、意識しすぎてロボットみたいな動きにならないように気をつけていきたいところです。
まとめ
いろいろと細かな改善点について教えていただきましたが、セオリーはあくまでセオリーに過ぎないこともトレーナーの方が強調されておりました。
100人いたら100通りのランニングフォームがあって然るべきだと。
トップ選手でも、一見セオリーから外れて見える独特なフォームしている選手もいます。史上初の2時間0分台を記録したケニアのキプタム選手も前後ではなく左右に腕を振っているようにも見えます。
そういう選手は体幹がめちゃくちゃ強かったりして、そのことで帳尻があっていたりするみたいです。
ですので、フォームの改善も意識しすぎてぎこちなくなってしまい、走ることが楽しくなくなってしまうようでは本末転倒です。
安定して走れるようにするために体幹をどんどんいじめ、からだの可動域を広げていき、自分がイメージした動きができる体を作っていく方が、遠回りに見えて実は伸び代を存分に活かせるのではないかと思っています。
次はこりずに4か月後くらいにまた受けてみたいと思ってます。
自分がどれだけ変わっているのか、変わっていないのか、タイムを縮めるという楽しみもありますが、よりきれいなフォームで走れるように研究していければと思います。
年齢が上がってくると、どうしてもタイムを追いかけることには限界があります。その意味でもフォームにこだわって毎日の練習を積み上げていくのは結構やりがいのあることではないかと思っています。
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