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こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @beautifulrice1)です。
ようやくねがいが叶いました。夏の晴れた日に子どもたちをおもいっきりあそばせてあげたい、そんな思いでねらっていたのがこだまの森キャンプ場(長野県木曽郡)でのキャンプでした。
2021年7月21日から4泊、芝生フリーサイトであそんできました。
このページでは、その様子を紹介します。
やぶはら高原こだまの森キャンプ場の基本情報
やぶはら高原こだまの森キャンプ場は、長野県木曽郡にあります。
標高はおよそ1,000m。
宿泊施設としてコテージ、キャビン、カントリーハウス、テントサイト、芝生フリーサイトがある中、今回はフリーサイトにおじゃましました。
下の地図左側の⑤、サッカー場のイラストで示されているのが、芝生フリーサイトのある場所です。サッカーのグラウンドが、期間限定でキャンプ場として開放されてるんです。
フリーサイトの広さは25,000㎡、首相官邸の延床面積と同じ。ぜんぜんわかりませんよね。
こんなかんじで、とにかく広いです。最大80組を受け入れているそうです。
連休で予約はいっぱいと聞いてましたが、サイトに狭さを感じることはありませんでした。
車の乗り入れは禁止なので、駐車場に止めた車からキャンプ道具を運び込まないといけません。
矢印のルートで荷物を運び込んでいきます。台数にかぎりはありますが、台車も無料で貸してもらえます。
けど、自分のワゴンを持ってきている人も多かったです。ときどき公園で見かけるこんなやつです。
1,000円の追加料金を払うと、10時からアーリーチェックイン(予約不要)もできます。「ここがいい」という熱い想いのある人は、利用してみてはいかがでしょうか。
もちろんわが家もアーリーでチェックインしました。
アーリーだからこそ、どこにテントを立てようか延々となやみますし、開放感を独占できます。
あそび場
フリーサイトの紹介はここまで。
つぎは、地図の右側に広がるあそび場を紹介します。
100m雲梯(うんてい):地図④
名物の100m雲梯(うんてい)。その名もスカイウォーカー。
100mチャレンジに成功すると認定証がもらえるんだとか。
最高記録は800m。看板をよく見ると書きなおしていることがわかります。次に行くのがたのしみです。
わんぱくな男の子、運動神経のよさそうな女の子、こどもにいいところを見せようとするパパ、100mに手が届きそうな人は誰ひとりとしていませんでした。これが現実です。
プール:地図⑨
夏といえばプールです。半日券は大人(高校生以上)が500円、子ども(中学生以下)300円。お金をはらうと手首に目じるしのバンドをつけてくれます。
深さは3種類。一番ふかいところが水深1m。
あさいエリアにはすべり台もあるので、小さな子から大きな子までたのしめます。
温水なんて気のきいたことはしてないので、水はつめたいです。大人はまちがいなく悲鳴をあげます。
娘たち(7歳と4歳)は、太陽が出てるあいだはずっとプールに入りびたっていました。バンドさえつけていれば出入り自由。すこしプールであそんでテントで休んで、またプールという無限ループでたのしめます。
標高1,000mの強烈な日射しが、露出している肌という肌を焼きつくします。日焼けが気にならない人も、しっかり対策することをおすすめします。わたしは足の甲を徹底的に焼かれました。ヒリヒリです。ノーマークでした。
いろんな遊具:地図②
たくさんありすぎて、一枚におさまりません。
大きい子に人気だったのが左の遊具。名前はわかりません。「すこしでも上に行ける子がえらい」みたいな、子どもたちだけの序列があるようでした。
小さい子に人気だったのが右の遊具。そこは平和そのものでした。
声を出しながらローラーをすべった子ども時代をなつかしんでいたら、同じことをしている子どもに出くわし、ほっこりしました。それもひとりだけじゃありません。「歴史はくりかえす」です。
とにかくいろんな遊具があります。あきることはないでしょう。
次に紹介する巨大迷路が、左側に写りこんでいますね。
巨大迷路:地図⑬
巨大迷路の入口の写真です。券売機でチケット(4歳以上 500円)を買ったら冒険スタート。4つのチェックポイントをクリアしてタイムを競います。友人家族といっしょにまわって40分かかりました。
階段の上り下りもあるので、油断しているとやられますよ。命をつなぐ飲み水は必須です。
無事にクリアできたら、暑さと開放感でかき氷を食べることになるでしょう。よく考えられた集金システムです。
トランポリン:地図㉒
トランポリンが見切れていてすみません。
巨大迷路の入口のむかい側にトランポリンが2台あります。30分500円なので、価格はふつうです。
子どもたちは、巨大迷路の直後であってもすごいテンションでとび続けます。子どものテンションにひっぱられて大人がやると、ポケットの携帯がとび出たり、関節を痛めたりしていいことはなにもありません。
おもしろ自転車:地図⑫
トランポリンのとなりの広場におもしろ自転車コーナーがあります。大人も子どもも20分200円。
動きや形がユニークな自転車が20種類くらいあり、あきません。家族で競争をはじめて、負けたほうが泣いて終わるというかなしい物語もなんども見かけました。
渓流釣り場:地図⑮
フリーサイトのあるエリアから道をわたって、坂をのぼったところに⑮の渓流釣り場があります。
管理棟(⑩)からだと歩いて5分くらいでしょうか。
⑥の巨大すべり台を左に見ながらのぼっていくルートです。わかりにくいので、気になる人は管理棟でルートを確認するといいでしょう。
料金設定はこんな感じです。
人間をこわがらない魚ばかりなので、調子に乗って釣りすぎることがないように気をつけましょう。釣った魚はリリースできないので、「きょうは大漁だなぁ」とか言ってると痛い目にあいます。
そのほか
ほかにも水着を着なくてもあそべる噴水、雨の日もあそべるボルダリング、スラックライン、マレットゴルフなどなど、4日いましたがあそびつくせないほどいろんなアトラクションが用意されています。
ましてや1泊2日で利用する場合には、あそばない遊具を決めないと中途半端になってしまいます。
事前チェックはもちろん、現地入りしたあともざっと全体をチェックしたあと、ねらいをさだめてあそぶことをおすすめします。
「ご利用は計画的に」です。
灼熱のキャンプの様子
とにかく暑かったぁ。
「こんにちは」のまえに、「暑いっすねぇ」で会話がはじまる4日間でした。
暑いといっても、都心の暑さとちがいます。ムッとする感じがありません。WetじゃなくてDryです。なので、「暑いっすねぇ」のあいさつもみんな心なしか笑顔でした。
暑さになれてる子どもたちは、そんなあいさつをする間も惜しんであそびまわっていました。宿題もやらなくていい、テントを出ればまようほどの遊具が待っている。パラダイスです。
うちの娘たちも子どもたちだけであそべる年齢になったので、大人によけいな口出しをされずにあそべてたのしかったことでしょう。
フリーサイトと遊具の距離がちかいので、大人の側にも安心感があります。
日が暮れれば、夕食をたべ、シャワー(300円/6分)を浴び、寝るとみせかけて花火です。都心では花火ができるところがほとんどないので、子どもたちの花火にかける情熱は尋常ではありません。眠くて半分目が閉じていても、ぜったいにあきらめません。必死です。
全力であそぶ毎日でした。
遊具に子守りをしてもらえるので、大人は気楽なものです。高額のアトラクションがあるわけでもないので、財布の中身を心配する必要もありません。
サイトも広々としていて、時間的にも空間的にものんびりすごせました。お酒をのんだり、お菓子をたべたり、コーヒーを飲んだり、本を読んだり、空を見たり。
せまい部屋にこもって在宅勤務な日々とはまったくちがう世界です。大きく息を吸って伸びができるのがキャンプの魅力ですね。星空も最高。
2日めくらいから太陽の動きとからだのリズムがシンクロしてくるので、さらにからだの調子がよくなります。仕事でいかに無理をしているかがわかります。
4日間のキャンプでしたが、キャンプ場がたのしすぎて1回も車で外出しませんでした。
これはわたしのあこがれでもありました。
キャンプ場から一歩も出ないって、上級者な感じがしませんか?
1泊ならまだしも3泊して、外出しなくていいなんて、腕を上げたなぁとか思っていたら、最後にしっぺ返しをくらってしまいました。
最終日、天気もよく、すべてのキャンプ用品をきっちり乾かし撤収完了。乾かしたときの爽快感ってなんなんでしょう。大型の2ルームテントを使っているのでよろこびもひとしおです。
湿度がたかい日本のキャンプならではなのかもしれません。なかなか空きが出ない台車にようやくが空きが出て、荷物の積みこみも終えました。
ところが、車(レンタカー)が動きません。うんともすんともいいません。
あわててレンタカー屋さんに電話で確認。バッテリーが上がっている可能性があるというので、キャンプ場のスタッフの方に助けを求めに行きました。ありがたいことにすぐに車を回してくれて、電気をわけてもらい、なんとかエンジンがかかりました。
自分の車を持ってないので、バッテリーが上がるとか、どうやって直すといった知識ゼロだったので、スタッフの方の迅速な対応にはほんと感謝です。その手際のよさといったらありません。
バッテリーに充電されるまでは、しばらくエンジンを切っちゃいけないとアドバイスをいただいたので、小心者のわたしは家までエンジンを切らずにかえりました。「しばらく」ってあいまいですし、エンジンがかからなかったときの絶望感が強烈で、切りたくても切れませんでした。
外出しないのが上級者だとかいってる場合じゃなかったんです。いい勉強になりました。
こだまの森キャンプ場に行こうとおもっている人へ
ここまで絶賛していると、かえってうさんくさいかもしれませんが、いいものはいいんです。
こだまの森キャンプ場には、シャワー、食堂、売店とキャンプに必要なものが最低限そろってます。また、キャンプ場内で薪やお酒、アルコールなどキャンパーが欲しいと思うものが手に入れることができます。野菜もおいてあったりします。
泊まろうと思えば、キャビンやコテージだって利用できます。トイレも炊事場もピカピカの新品ではありませんが、気持ちよく使えるように手入れされています。
ひとまず、標高が高いので朝晩の冷え込みには備えておきましょう。一枚羽織るものを用意して、結局つかわなかったらそれはそれでよしとしましょう。なくてさむい思いをするよりマシです。
わたしなりに考えたフリーサイトのおすすめエリアは、上の赤丸(斜線)です。
どうしても入口にちかい青色の線で書いたあたりに人が集まりがちです。あきらかに混んでいて、すこし奥に行けば広いスペースがあるにも関わらずです。人って不思議ですよね。
おすすめの赤枠エリアは、密集地帯をぬけた先にあります。
公式HPの地図にははっきり書いてませんが、赤丸の奥にはトイレがあります。最近になって設置されたのか、とても新しくてきれいです。水道もあるので、洗い物や歯みがきもできます。
ここなら混んでおらず、遊び場も近く、駐車場からそこまで遠くないと「「穴場スポット」の条件がそろってます。
この記事で、赤丸にキャンパーさんが集まってしまうと、穴場ではなくなってしまいます。しかし、幸か不幸かわたしのブログにそこまでの影響力はありません。
ここまでお読みいただいた方は、ぜひ赤丸あたりを検討してみてください。きっと満足していただけると思います。
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このページのほかにも、どんな道具を、どのお店でそろえて、どこのキャンプ場に行くかを記事にしていますのであわせてお楽しみください。
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