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こんにちは。日本オートキャンプ協会でキャンプのインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @beautifulrice1)です。
「生き物としての力を取り戻す50の自然体験 ―身近な野あそびから森で生きる方法まで (Make: Japan Books)」を読みました。
キャンプ場でのすごし方を変えてくれる1冊でした。
本書は、自然を楽しむ33人のスペシャリストたちの寄稿から成っています。
監修はカシオ計算機株式会社。
カシオが主催するWILD MIND GO! GO!という取り組みが、本書のベースです。
わが家のキャンプは、どちらかというとレジャーに近いものです。
キャンプ場の遊具で遊んだり、花火をしたり、キャンプ場が企画するビンゴなどのイベントを楽しむことが中心です。
ちょっとした遊びを屋外で楽しむ感じといえばいいでしょうか。
これはこれで一つのキャンプの楽しみ方だと思います。
ただ、イベントが充実している高規格のキャンプ場を予約するのは大変です。
そんな高規格なキャンプ場を探しまわる私に、大事なものを思い出させてくれたのが本書でした。
「自分もまた自然の一部をなす生物」と考えることで野生の感覚や思考を取り戻す。
by 岡村 祐介氏 エクスペリエンス デザイン ディレクター
風の音、空気のにおい、鳥のなき声など、キャンプ場にあるのに見すごしていた自然がたくさんあります。
少し意識するだけで、こういった自然があふれてることに気づかされます。
慌ただしいばかりの都市時間というのは、恐ろしいもので黙ってそれに流されていると気づけば花が咲いて散って、あっという間に葉っぱが落ちていて、そうしているうちに極上の自然さえ知覚できなくなってしまう。
生きる力を与えてくれる雄大な自然というのは休暇を取って出かけていくような遠いどこかにしか存在しないと思うようになり、少なくともうちのまわりにはそんなものはないと断言するようになってしまう。
by 阿部 雅世氏 デザイナー・ベルリン国際応用科学大学 教授
気がつけばもう秋です。
決して安くないお金を払ってキャンプ場に通うわが家には耳の痛い話です。
家族で散歩に出かけているとき、昼のお月様を見つけるのはいつも子どもたちが一番です。
現代人は自分の食物を自分で採集することは少なくなったけれど、「何かを収穫したい」という欲求は心の奥底にしっかり刻まれている。
by 藤原 祥弘氏 エディター・ライター
いちご狩りは、パックで売られているいちごを食べるのとはまったくちがう魅力があります。
先日も、魚のつかみどりで子どもがはしゃいでしまいました。
アーバンキャンピング朝霧宝山で魚のつかみどりに挑戦本書では、自然とたわむれる方法が50個、紹介されています。
難易度もさまざま。
中には、小川の道草を食べよう!というかなりチャレンジングな提案もあります。
一方、海岸で貝殻をひろったり、マイクロスカイダイビングをしたり、自分たちで決めた形の葉っぱを集めてきたりする遊びは、そこまでハードルは高くありません。
保育園に通う娘たちでも、かんたんにできて楽しそうにしています。
ほかにもさまざまな遊びが提案されています。
北軽井沢スウィートグラスでキャンプしたときにも、本書を参考にして遊んできました。
北軽井沢スウィートグラスの魅力|浅間高原3万坪の広大な敷地が抱える自然くわしくは実際に本書をご覧ください。
子どもと一緒に自然とたわむれる場所は、必ずしもキャンプ場である必要はありません。
都会にいても、見方を変えるだけで身近な自然に気づけます。
そこには変化に富んだ自然があるはずです。
大人は便利な道具を知っているために、自然とたわむれる時間をおろそかにしているのかもしれません。
それだけならまだしも、子どもと自然の間に障害物を置いてしまっている可能性もあります。
子どもたちのアンテナを信じましょう。
大人も一緒に楽しむ気持ちで、子どもの助けを借りてそういった体験に連れていってもらうのはいかがでしょうか。
私が読んだ本の感想一覧
本書以外に私が読んだ本の感想をまとめています。ご一緒にぜひご覧ください。
私の血となり肉となった本たち Amazonプライム会員になるというのは年会費4,900円で巨大な倉庫を持つということ最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION(Follow @beautifulrice1)でした。
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