箱崎竜平展(2023年)@アートスクウェア観

箱崎竜平 土井善晴

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2年ぶりの東京での個展

2023年4月1日に箱崎竜平展におじゃましました。

会場は小田急線の梅ヶ丘駅にあるアートスクウェア観

前回おとずれたのが2021年6月なので、およそ2年ぶりです。

箱崎竜平 土井善晴 うつわ 箱崎竜平うつわ展でうつわを買ってきました〜うつわを選ぶということ

ずいぶんと長い間待ちました。長すぎてちょっと忘れかけていました。

ひさしぶりの個展の存在は、土井先生のツイートで知りました。なにしろ、箱崎さんはWeb広告を出したりしないので、情報を集めるのにも一苦労です。

創作活動に専念されているからだと思うので不満はないのですが、器を楽しみにしているファンとしてはヤキモキしてしまいます。

前回の個展で購入した器をまちがって割ってしまったので、次の機会を今か今かと待ちわびていたという事情もあります。

いつ行くか?

個展の開催期間は3/28(火)〜4/2(日)。

箱崎さんによるギャラリートークが行われるのは4/1の15:00からと聞いていました。

ということは、その時間に行けば箱崎さんのお話を聞ける上にお会いすることもできるわけです。

また、ツイートでは土井先生も個展に行かれるということだったので、運がよければ土井先生にも会えるんじゃないかと妄想をふくらましていました。

それでも、さすがに土井先生が土日に行かれることはないんじゃないか、お客さんの数が少ない平日に行かれるんじゃないかと考えたりもしました。

そんな予想を家族にもぶつけてみました。

妻は私と同じで、土日に土井先生がおみえになることはないんじゃないかという意見。

一方、6歳の娘は「土井先生は絶対土曜日に来るはずだ!」「だって、名前に土が入ってるじゃん」ととんでもないこじつけを真剣に訴えてきます。

子どもの発想に感心しながら、結局4/1(土)におじゃますることに決めました。

娘の言うことを信じたというより、トークショーがあれば盛り上がるだろうというのと、その日は映画の日ということもあって午前中は子どもたちとドラえもんの映画を観ることにしたからです。

映画の興奮をひきずりながら公園で遊んでいたりしたら、会場に着くのが3時を5分ぐらいすぎてしまいました。

ぎりぎり席を確保すると、なんと箱崎さんと土井先生の対談が行われているではありませんか。こんなラッキーはありません。

公園の疲れも吹っ飛び、興味深く二人のお話を聞かせていただきました。

作り込みすぎないcreation、テクニックや技術の向こう側の景色をとても楽しそうにお話しされていたのが印象的でした。

つくれる人にとって「つくる」って、きっとものすごく楽しいんでしょうね。

えらんだ器

トークショーが終わり、器の物色タイムです。

今回のお目当てはごはん茶碗です。娘のご飯茶碗が割れてしまったので、まずは子ども用のお茶碗をさがしました。

しかし、残念ながらちょうどいい大きさがなかったので、あきらめて自分のものを探すことにしました。

最近、運動量が増えたこともあっていつも使っているものよりはすこし大きめのお茶碗を探していたところ、ピッタリサイズでしかもよく手に馴染むお茶碗を見つけることができました。

箱崎竜平 土井善晴
箱崎竜平 土井善晴

家の食器はイッタラのものが多いです。お茶碗もイッタラのものを使っています。

シンプルで飽きのこないデザインなのでとても使いやすいのですが、シンプルな分、ひとつひとつの食器に味や個性のようなものはありません。それでいくと今回見つけたお茶碗はその対極にあります。

どちらもそれぞれいいところがあるので、それぞれのいいところを大切にして使っていきたいです。

これで終わるかと思いきや、他の食器を見ているうちにもうひとつ欲しい器に出会ってしまいました。

酒器です。

箱崎竜平 土井善晴

最近、日本酒を飲むようになりました。MoonlightGear(アウトドアショップ)が紹介していた仁井田本家の日本酒がきっかけです。

moonlight 私の足を変えてくれたお店「MoonlightGear」

何ひとつ自然に逆らうことはせずに作られた自然酒に魅せられてしまいました。

そんな日本酒を飲むのみピッタリな酒器を見つけてしまいました。一目惚れで即購入です。

今までの生活にはまったく縁のない必要のない種類の器でしたが、これこそ偶然です。

この日以来、晩酌をする日にはこの酒器に自然酒を注いで、ちびちび楽しんでいます。

もうひとつのサプライズ

器を見つけられた幸運、箱崎さんや土井先生にお会いできた幸運に加えてもうひとつの幸運が待っていました。

絵本作家の本間さんにお会いできたことです。

盆と正月がいっぺんに来たようなかんじです。

トークショーの最中に質問者の方を「本間さん」と呼んでいたのでひょっとしてと思ったのですが、やはりあの本間さんでした。

2年前におじゃましたときに、たまたまお店にいらしてそのときはじめてお話をさせていただいたことがとても印象に残っていました。

土井先生と一緒に作られたおむすびの絵本をその場で娘に読んで聞かせたり、創作の舞台裏についてお話を伺ったりととても楽しい時間として記憶に残っていました。

意を決してお声がけしてみると、2年前のことを覚えていてくださりました。感激しっぱなしです。

本間さんのお導きで先生や箱崎さんとも直接お話をする時間まで作っていただき、ミーハーな私は先生との写真撮影までお願いしてしまいました。

けど、ここでお願いしなかったら一生後悔していたと思います。

先生には、8年前に参加した料理教室のお話なんかもさせていただき、夢のような時間をすごすことができました。

土井善晴先生の料理教室 料理教室 土井善晴先生の「お稽古ごと」で学んだ3つのこと

箱崎さんからも器についていろいろと教えていただきました。箱崎さんからは、あくまで道具なので割れたら新しいものを買えばいいと言っていただきましたが、大事に使っていきたいです。

いやぁ、それにしても実にいい日になりました。思い出深い個展になりました。

コロナが落ち着いてきたおかげでひさしぶりのリアルのイベントに行くことができ、思いがけずいろいろな出会いにも恵まれました。

やっぱりリアルで受け取れる感動の大きさはちがいますね。

帰り道、6歳の娘からは「ほらね!言ったでしょ。土曜日だから土井先生いたでしょ!!」と高らかに勝利宣言をされました。