こんにちは。日本オートキャンプ協会でインストラクターをしているキャンプ大好きCAMPION(Follow @campion18980757)です。
わが家は、妻と2人の娘(6歳と4歳:執筆時点)の4人家族。キャンプに行く時は、2泊以上のスケジュールを組むことがほとんどです。
滞在日数が増えれば増えるほど、食事のメニューを考えるのに苦労します。
特に、朝食は迷った挙げ句、コンビニで買ってきたパンをずらっとならべることも多かったです。
そんな悩みを解決してくれたのが、ホットサンドイッチクッカー(コールマン)でした。

このページでは、ホットサンドイッチクッカーでキャンプの朝食がどう変わったかをその特徴とともに紹介します。
キャンプの朝食メニューに悩んでいる人やホットサンドメーカーを買おうかどうか迷っている人の参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
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ホットサンドイッチクッカーのあるキャンプや暮らし

せっかくキャンプに来たのに、コンビニのスナックパンで朝食ってなんか味気ない。

かといって、いつも一からメニューを考えるのも大変。
キャンプの準備のたびにこんな会話をくり返してきました。
迷いに迷ってコンビニやパン屋さんで買いあさったものをならべた時に感じる罪悪感はなんとも嫌なものです。ゴミもいっぱい出るし、何よりキャンプらしさがなくて楽しくありません。
そんな味気ない朝食を変えてくれたのがホットサンドイッチクッカーでした。
パン、チーズ、バターを持っていけば、あとは土地の野菜、前日の夕食のあまりなどを入れて、あったかいバランスの良い朝食ができあがります。

ホットサンドっていうだけで、キャンプ感あるよね。
意外だったのが、キャンプだけでなく、ふだんの朝食でも便利に使えたことです。
週末など、ゆとりのある朝は、チーズのほかに旬の野菜をはさめば、ぜいたくな朝食が手軽に作れます。
腹持ちがいいので、余計な間食も食べなくなります。
つぶあんなどのスイーツ系をはさんであげればおやつにもなっちゃいます。
ホットサンドイッチクッカーが加わったことで、朝食の質がグッと上がりました。
ホットサンドイッチクッカーの長所と短所
世の中にはいろんなホットサンドメーカーがあります。
大きさ、厚さ、安さ、かわいらしさなどいろんな要素でそれぞれのメーカーがしのぎを削っています。
商品のカタログ的な特徴は、実際にこちらの商品ページを確認していただくとして、ユーザーとして感じている長所と短所を紹介します。
長所
コールマンのホットサンドイッチクッカーの長所はこちらの4つです。
- コンパクト(柄が取れる)
- 価格が良心的
- ノンスティック加工で食材がこびりつきにくい
- ランタンマークの刻印がかわいい
1.コンパクト
コールマンのホットサンドイッチクッカーは柄が取れます。
他のメーカーのホットサンドメーカーにはない特徴です。
キャンプでは、「コンパクトは正義」です。
ペットボトルと大きさをくらべてみると、こんな感じです。

収納時はこんなにコンパクト。

柄がついたホットサンドは、思いのほかかさばります。使わない時には、柄をはずして収納することができ、キッチンまわりがごちゃつくことがありません。
無印良品の頑丈収納ボックス(特大)に入れようとするとこんなサイズ感です。
立てても寝かしても入れられます。

2.良心的な価格
定価は3,980円(税込)です。
たしかにこれよりも安い2,000円台の商品もありますが、キャンプ用に最適化されていて、ここまで価格が抑えられているものはありません。
3.こびりつきにくい
ことばで表現するのがとてもむずかしい特徴ですが、内側がノンスティック加工されているので、食材がこびりつきにくいです。

ノンスティック加工ってなに?

アルミニウム素地にフッ素樹脂を焼き付けたもの。フライパンのテフロン加工って考えるといいね。
欲張って具材をたくさん詰め込んで、パンが破れたりしなければ、ウェットティッシュでさっと拭くだけで、気になる汚れは落ちてしまいます。
ただ、公式HPで紹介されているように、まったく「こびり付かない」ことはないです。
4. 刻印がかわいい


かわいいよね?

インスタ映え。
ただ、見た目の話だけではなくて、何度か作ってみると、この刻印の色づき方で焼き加減がわかるようになります。
そのため最近では見た目のかわいさ以上に、焼き加減をあらわす重要な目印として大事だと感じるようになってます。
失敗例を2つ紹介します。
これだとちょっと焼きたりないかな。

これだと耳も焦げてるので、少し焼きすぎかな。
短所
一方、使っていてここはもう少しどうにかしてほしいなという短所はこちらの3つです。
- ランタンマーク部分のそうじがしづらい
- 仕切りがある
- 家族4人分作ると時間がかかる
1.そうじがしづらい
ノンスティック加工されているので、よごれがつきにくいことはたしかなんですが、それでもときどきよごれがついてしまうことがあります。
ランタンマークのところによごれがついてしまったときがやっかいで、刻印の奥まで簡単に指が届かないので、温かいお湯を使って掃除してあげないとなかなかよごれが取れません。
家で使うときは、お湯も出ますし、しっかりしたスポンジ・洗剤があるのでいいですが、キャンプ場で洗うことを考えると少し手間です。
対策としては、具材を詰めすぎないことと、本体がやけどしない程度に温かいうちに大きなよごれを簡単にふき取ってしまうことです。
2. 仕切りがある
パンを使ってホットサンドを作る分には問題ないんですが、慣れてくると少し冒険してみたくなるのがホットサンドです。
少し多めに具材を入れてみたい、肉まんをはさんでみたいといったわんぱくなレシピを作る時に、ななめの仕切りがどうしても邪魔になってしまいます。
仕切りがあってもできないことはないんですが、正直やりにくいと感じることはあります。

パンを使ったホットサンドを作る時には、このななめの仕切りでプレスしてくれることで仕上がりが良くなるんですが、アレンジの幅は狭まってしまう気がします。
3.ファミリーだと時間がかかる
わが家は大人2人、子ども2人(未就学児)の4人家族。
基本は、大人1人につきホットサンド1つ、子ども2人でホットサンド1つをシェアなので、合計3回ホットサンドを作る必要があります。
お腹のすき具合によっては、家族で2つのホットサンドをシェアすることはありますが、基本は3つ必要です。
ホットサンド1つ作るのに6分はかかるので、3つ作ると20分くらいかかります。
撤収の日の朝は時間がないことがほとんどなので、先に子どもたちの分を作りつつ、大人はヨーグルトやサラダを食べ、作り終わったら大人分を作るといった感じで、慌ただしく準備する必要があります。
ホットサンドイッチクッカーの使い方
使い続けてきてわかった使い方のポイントは4つです。
- 具材をつめすぎない
- パンがはみ出ないように丁寧にはさむ
- 油分(バター、マヨネーズなど)を加える
- 弱火でじっくり加熱する
1. 具材をつめすぎない
ホットサンドを作る時、つい欲張ってたくさんの具材をつめがちです。

SNSを見てると、分厚い断面をアピールしたおいしそうなホットサンドが多いもんね。
ボリューム満点で心もお腹も満足するのはわかりますが、具材があふれてしまい、手も汚れるし、そうじも大変でろくなことがありません。
巨大なネタがのったお寿司は目をひきますが、それほどおいしくありません。シャリとネタのバランスが悪いからでしょう。
ホットサンドも同じです。パンと具材のバランスを考えて、具材をつめましょう。
2. パンがはみ出ないように丁寧にはさむ
うちは、8枚切りか10枚切りの食パンをよく使います。
10枚切りの時は苦労しませんが、8枚切りの食パンだとギリギリのサイズです。
しっかりパンの耳を中に入れないと、耳が焦げたり、うまくしまらず均等に熱が入らず、おいしくできません。
慣れるまで少し手間ですが、パンの耳がはみださないように奥から詰めて丁寧にパンをはさむようにしてください。
3. 油分(バター、マヨネーズなど)を加える
どんな具材の組み合わせでも、それがたとえスイーツレシピであったとしても、バターやマヨネーズなどの油分があった方が断然おいしいです。
風味もさることながら、しっとりするので食感もよくなります。
どちらにするか、両方入れるかは具材をみて決めればいいと思いますが、どちらかは必ず入れるようにしましょう。
こういったホットサンドもどきの時も、しっかり両面にバターをぬってます。

4. 弱火でじっくり加熱する
急に温度を上げてしまうと、中心に火が通る前に表面だけが焦げてしまいます。

料理のきほんだね。
目安としては、弱火で片面3分ずつ加熱するくらいがちょうどいいです。
ただ、これはあくまでも目安です。
具材のボリュームもちがいますし、キャンプで料理するとなれば、気温や風など気象条件によっても変わってきます。

こんな感じで、ランタンの刻印がきれいに出ている時は、十分に火が通っている証拠です。このくらいになる頃には、バターやマヨネーズのいい香りがしてきているはずです。
ときどき中の様子を確認し、目で見て、においを感じて、一番おいしいタイミングを見逃さないようにしましょう。
動画による使い方の紹介
ホットサンドイッチクッカーを使ってホットサンドを作る様子を3分の動画にまとめました。
映像で実際の使用感を確認したいという方は、参考になるかと思います。
周辺アイテム

キャンプでこのホットサンドイッチクッカーを使う時には、このアイテムと一緒に使ってます

たき火で加熱することに憧れはありますが、火力の調整がむずかしいのでコンロを使っています。
基本的にこれ1台だけで大丈夫ですが、風が強い時には上の写真にもあるように、この風よけも一緒に使って対策をしています。
つなげて使うこともできるので、2つをつないで悪天候への備えをすることもあります。
ホットサンドレシピ
キャンプだけでなく、ふだんの朝食にも使っているのでこれまでたくさんのホットサンドレシピをためしてきました。
その中で、おいしかったものをずらっと紹介します。
定番

鉄板のハム、チーズ、バター、マヨネーズ。

ゆで卵をマヨネーズとあえて入れてます。家でつくる時はホットクックの力を借りて、キャンプの時はコンビニでたまごサラダを調達してもよし。

ツナ、マヨネーズ、厚みのあるチーズも王道。

少し鮮度が落ちちゃった生ハムがあれば、チーズと一緒にはさんでもOK。

余裕がある時には、アボカドを入れておしゃれに。

がっつりチャーシューを入れたら、腕白なパパはよろこびます。

キャンプだとコーンビーフが保存がきいてgood!
野菜とのマリアージュ

まずは、とうもろこしとの組み合わせ。かくし味にはちみつも入れてます。

続いてキャベツ。
夕食であまったコロッケを入れちゃいました。

最後は枝豆。少し野菜が入るだけで、断然バランスが良くなります。
ズボラ

肉まんをドーン!

あんパンもドーン!!
スイーツ

マシュマロにココアパウダーをかけてプレス!チョコを忘れたのでココアで代用。

つぶあん、クリームチーズ、バター。カロリーさえ気にしなければ最強。

バナナ、チョコ。子どもが好きなやつ。大人はむちゃすると胸やけするやつ。
つぶあん、クリームチーズ、バター。カロリーさえ気にしなければ最強。

土井先生のいもあんバターにクリームチーズをそえて上品なホットサンドに。おやつにも朝食にもなります。
いもあんバターのくわしいレシピはこちらをご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ホットサンドイッチクッカーによって、キャンプの朝食が大きく改善されたことが少しでも伝わっていればうれしいです。
この記事で紹介したホットサンドイッチクッカーの他にも、ホットサンドメーカーはいろんな種類があります。
見た目、厚み、フライパンとしての機能など、いろんな特徴を持ったものもあります。
数あるホットサンドメーカーの中でも、コールマンのホットサンドイッチクッカーは、価格、大きさ、扱いやすさのバランスがよく、エントリーモデルとしてはとても使いやすいです。
ぜひキャンプ道具の仲間に加え、いろいろなキャンプ場に連れて行ってあげてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。CAMPION(Follow @campion18980757)でした。