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夏の甲子園(2023年)が佳境を迎えた8月16日、キッチンディスポーザ(ランドミルPG2)の排水口が詰まりました。
生ごみを処理した後の排水が流れていかなくなりました。
写真をお見せできるといいのですが、気分を悪くするかもしれないので、やめておきます。
おそらく、カボチャの種や枝豆の皮をたくさん流してしまったのが原因です。
ディスポーザの刃は回転しており、併設している食洗機も動いているので、ディスポーザの排水口だけが詰まってしまったようです。
まず、専門の業者さんに直していただくことを考えました。
業者による修理
修理窓口に電話(1回目)
8月17日の朝9時10分に、LIXILの修理窓口(0120-1794-11)に電話をしました。
この電話番号は、ディスポーザの取扱説明書に書いてあったものです。
担当者につながるまで、およそ10分ほど待ちました。
保留音とともに流れている案内メッセージによると、WEBでも修理の申し込みができるようになっていることがわかりました。
WEBフォームを使うと手軽な反面、質問が難しかったり、入力項目が多そうだったので、私は電話での依頼を続けることにしました。
10分後、ようやく担当者につながりましたが、ディスポーザの修理窓口は別に用意されているとのこと。
10分も待たせておいて、窓口がちがうとはなにごとだ!というのが正直な気持ちです。
こっちは急いでいるので、せめて待機中のメッセージにアナウンスしてくれてもいいのでは?と思ったりもしました。
修理窓口に電話(2回目)
気を取り直して、ディスポーザの専用修理窓口(0120-201-844)に電話しました。
今度は待ち時間なく、すんなり担当者につながりました。
ディスポーザの型番を確認し、こちらの状況を説明します。
担当者からは大まかな見積もりが伝えられました。
- 詰まりの解消:17,600円
- ディスポーザ(自動給水装置なし)の交換:132,000円
交換の金額は最悪のシナリオを想定しているとはいえ、金額の高さに驚かずにはいられません。
洗濯機の修理でも同じようなことがありましたが、ついビビってしまいます。
この時ばかりは、勢いにまかせてカボチャの種や枝豆の皮を処理したことを強く後悔しました。
見積もり金額の伝達の他には、修理が終わるまでディスポーザを使用しないように、機械への負担を軽減するアドバイスも受けました。
ドラム式電気洗濯乾燥機(Panasonic:NA-VX9800L-W)から異常音がしたので修理した話修理の日程調整
ここで終わると思いきや、修理の日程調整に関しては別の会社と連絡を取る必要がありました。
ライフホーム株式会社という、マンションの住宅設備・リフォームを手がける会社からの電話を待ちます。
結局、その日の夕方5時ごろに電話がかかってきて、最短で5日後の8月22日 15時に修理予約を取ることができました。
5日後というのはずいぶんと遠い感じがします。
キッチンの水道が使えない生活を半日しただけですが、不便で不便で仕方ありません。
なにしろ水が流れません。料理、皿洗いはおろかちょっと手を洗うといったこともままなりません。
排水口にたまった水は、決して清潔とは言えません。特に夏場ということもあり、放っておけば衛生的にもよくないので、紙コップでくみ出し、水を取り除きました。
くみ出した汚水を洗面所まで運び、ゴミが流れないように水切りネットで濾過(ろか)し、水を処分します。
ポタポタと水をこぼして廊下が汚れるのも避けたくて、欲張らずにコツコツと運んでいきます。気の遠くなる作業でした。
こんな状態だったで、8月17日のランチはやむなくコンビニ弁当に頼ることになりました。
状況に制約のある中、やろうと思えばやれるとは思うのですが、台所周りの仕事にすごく時間がかかりました。
自力で修理
こんな状況を見かねた妻が自力で修理する方法を探してくれました。
私たちの救世主になったのが「真空パイプクリーナー」という道具でした。
トイレのスッポンと同じ原理で使うクリーナーです。
排水口の詰まりを解消する方法を紹介したWEB記事で紹介されていました。しかも、手頃な価格で2,000円くらいでとてもリーズナブルです。
早速、Amazonで調べてみると価格は2,400円弱で、当日配送までしてくれます。
5日後の修理をただ待つよりは、試してみる価値はあると判断し、ダメ元で注文してみることに決めました。
業者に修理を頼むと詰まりをとるだけで17,600円もするので、それにくらべたら断然経済的です。
もし失敗したら、その時は諦めて業者に直してもらうことにしました。
10時に注文した商品が、20時には配送されてきました。
キッチンの水道が使えないストレスは相当なもので、夫婦二人で真空パイプクリーナーの到着を今か今かと待ちわびていました。
早速、救世主を使ってみます。
本体の側面に使い方が書いてあるので、指示通りに進めます。
ハンドルの上げ下げを4、5回すると、シンク全体が大きく揺れるような感覚がし、詰まっていた水が一気に流れていきました。
拍子抜けするくらいあっという間に解消しました。
心配していた子どもたちもふくめて家族全員で喜びを分かち合いました。
真空パイプクリーナーのおかげで、およそ15,000円節約することができました。見つけてくれた妻に感謝です。
真空パイプクリーナーの注意点
真空パイプクリーナーはホームセンターでも販売されているようです。
名前は特殊な機械のように聞こえますが、実際は超ローテクな道具です。
購入する際には、吸引キャップのサイズだけ気をつけて選んでください。
キャップで水の通り道をしっかりと覆い、空気を抜いて真空状態を作るので、吸引キャップが小さいと効果がありません。
上で写真で言えば、「OFF→ON」と書かれている範囲まで届かないと真空状態を作ることができません。
その上で、本体側面に書かれている使用方法に従って操作します。
使用方法がすこしわかりにくかったので、補足説明をしておきます。
以下の順番で操作をすると、きっとうまくいくと思います。
- シンクに水がたまっている状態にする。
- 排水口に真空パイプクリーナーを垂直に当てる。
- 本体をしっかり手で支え、反対の手でハンドルをゆっくり押し下げる。
- ハンドルを一気に引き上げる。
真空状態を作って水の塊を引き抜くイメージで操作します。詰まりが取れる時には、ハンドルを握る手に手応えを感じるはずです。
私が読んだWEB記事では、少なくとも20~30回試してみて!とありましたが、私の場合は4、5回で詰まりが解消しました。
まとめ
ディスポーザを使い始めて早くも10年が経ちました。
マンションに入居した当初から使い続けており、ディスポーザ以外の設備も徐々に老朽化してきています。
そんな年季の入ったディスポーザに対して無茶をしてはいけません。とても反省しています。
今回は自分で直すことができましたが、一歩まちがえばと考えるとゾッとします。
それにしても、Amazonのプライム会員になっててよかったと今回ほど強く思ったことはありません。
ホームセンターに行ってもいいですが、確実に半日はつぶれます。
ふだんの生活で触れることのない製品なので、探すのにも時間がかかるはずです。場合によっては、お目当ての製品がない可能性だってあります。
同じようなトラブルにあって、困っている方にとって、この経験が参考になればうれしいです。