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「もうたべられない」
高尾山から帰ってきたときの感想だ。登るまえにはこんな感想を抱くなんて想像もしていなかった。
3連休最終日の2022年9月23日(祝)、高尾山に登ってきた。レンタカーを走らせ、家族4人(妻、小2、年長の娘たち)の小旅行。高尾山口に到着したのは7時20分ごろ。市営高雄山麓駐車場はすでに満車。仕方なく奥の氷川神社臨時駐車場に車を停めた(1,500円/日)。
天気は快晴。気温は20~28℃くらい。前日まで台風だったこともあり、連休を満喫したい日本国民にとっては待望の晴れ。
8月、9月と連続して立山・室堂に出かけたこともあり、わが家は空前の山ブーム。特に熱を上げているのはわたしと妻。連休用に借りていたレンタカーがあったので、近場の高尾山に出かけることにしたのだ。
子どもたちが興味を失ってしまうと登山どころではなくなってしまうので、今回はのんびり登って高尾山グルメを満喫しようというプラン。食事からスイーツまでひと通りそろっているので、にんじんをぶら下げて歩けば往復できるだろうという読みをした。なので、リフトやケーブルカーを使ってのんびり歩くつもりだった。
ところが、高尾山の入口についてみると、早すぎてケーブルカーが動いていない。始発まであと20分くらいは待つみたい。女性陣は登山靴を履いていたので、じゃあということでケーブルカーは使わずにのぼることにした。当然1号路でのぼるんだろうと思っていたら、うまいこと入口が見つけられず目の前にあった6号路で行くことにした。9月の一の越で自信をつけていたので、「なんとかなるでしょ!」という勢いのようなものもあった。
雨が降った翌日ということもあって、すべりやすいところもあった。そばを流れる川の水量もいつもよりは多いのだろう。10年近くまえに1号路を歩いたときの「観光地」な記憶とのギャップにおどろきながらも、山らしい雰囲気を満喫した。6号路を歩くにはカジュアルなスニーカーでは太刀打ちできない。他の人のブログにも書いているが、軽い気持ちで6号路を歩くのはやめた方がいい。
歩くことおよそ2時間。10時前には山頂に到着。ところどころでお菓子休憩をはさみながら、子どもたちも笑顔で登頂。6号路を行くことになったため、子どもたちが楽しみにしていたスイーツにはひとつもありつけず。リフトにも乗れると聞かされていた娘たちは、「だまされた!」と恨み節。6号路の道中の写真はいろいろな人が動画やブログにまとめているのでここでは書かない。現地で実際に歩いていただくのが一番だ。
到着したのが早かったこともあり、山頂は大混雑という感じではない。決して空いているわけではないけれど、どこかで腰かけようとして場所を探しまわらなければいけないということはない。
ここからグルメツアーがはじまる。登り切った達成感、体を動かしたことによる空腹感で食べ続けることになる。順番にあげていくと、ジュース、山菜そば、かけそば、なめこ汁、天狗まんじゅう、ソフトクリーム、かき氷、高尾まんじゅう、甘栗だ。14時に下山するまで食べ続けた。もちろん、これをひとりでたべたわけではない。大食い家族でわけながらである。車の運転がなければ、妻と一緒にビールで乾杯と行きたいところだったが仕方ない。次の機会の楽しみとしておこう。
もっともおいしかったのは、なめこ汁(細田屋)だ。塩気の強い味噌は疲れた体に元気を与えてくれる。どんな味噌を使っているのか聞いたのだけれど、「特別な味噌ではありません」とそっけない返事。ふだんのランニングの後などに飲みたいなと思っただけに残念。企業秘密なのかもしれない。食事の持ち込みができるみたいなので、次回は#土井善晴先生直伝の塩むすびを持って行って、なめこ汁と一緒に食べようと目論んでいる。
細田屋から山頂にもどってくると大変な混雑になっていた。たった1時間の間にものすごい数の人たちが山頂に集まってきていた。この人たちの多くが1号路を通ってきたと考えると、ケーブルカーが動き出す前にのぼりはじめるのが渋滞回避には不可欠なんだと思う。本格的な紅葉シーズンが始まる前にこれなので、推して知るべしだ。うかつに紅葉を見に行くようなことはやめよう。紅葉を見に行っているのか、人を見に行っているのかわからなくなるのがオチだ。
次にのぼる時のためにこの日の装備を記録しておく。靴以外、9月に一の越にのぼった時とほとんど同じ装備ではある。
まずは足元から。
靴は、PRIMUS LITE III ALL WEATHER midnight(vivobarefoot)。靴下は、ユニクロのスポーツフィンガーショートソックス。もともと1号路に行くつもりだったので、ガチガチの登山靴は履いていかなかった。完全防水ではないものの、6号路で靴の中がびしょ濡れになるようなことはなかった。ちなみに子どもたちにはモンベルのラップランドブーツ Kid’sを履かせている。靴ひもではなくマジックテープで調節するタイプ。子どもたちが自分で考えて動きやすいきつさに調節したり、休憩時に足を解放させたりすることが簡単にできるところが気に入っている。サイズアウトしても同じ靴を買うだろう。パンツはモンベルのO.D.パンツ。履き始めたばかりだが、いまのところ不満はない。
続いて上半身。
インナーにドライレイヤー(ファイントラック)。その上にモンベルのウィックロンTシャツ(半袖)を重ねる。腕はアームカバーで保護。子どもと一緒に登る場合、ペースは子どもにあわせざるを得ない。大人にとっては必要以上の休憩を求められることになる。そんなときの汗冷えが怖かったので、ドライレイヤーを着用した。
あとは帽子とサングラスと手ぬぐい。帽子は、ひもつきのタイプ。サングラスはJINSで買った度付きのもの。手ぬぐいはにじゆらのもの。あまりの手ぬぐいの便利さに、クローゼットにあったハンカチ類はすべて手放した。
ザックはモンベルのバーサライトパック20を使用。中身はほとんどが子どもたちの飲み物。日帰りハイキングでもっとも重量があるのが飲み物。子どもたちがもう少し大きくなるまではパパの役目。使う機会はなかったのだけれど、折りたたみ傘(スノーピーク)とダウン(モンベル)、それから折りたたみ式座布団(soomloom)も念のため持って行った。
次は稲荷山コースの往復か、奥高尾にある他の茶屋をめざして登りたい。