いいものを長く大切に使いたい。
土井善晴先生にアドバイスをいただき、自分で包丁を研ぐことに決めました。
こういう時代なので、簡単にYouTubeで包丁の研ぎ方を説明した動画を見つけることができます。
試しにいくつか動画を見ました。
手順はわかりますが、それを実際に自分が大事にしている包丁で実践できる気がしませんでした。
失敗した場合の代償の大きさを考えると、どうしても動画を見ただけで自分で包丁を研ぐ決心がつきませんでした。
そこで、包丁の研ぎ方を教えてくれる教室を探しました。
記事を流し読み
ユニオン・コマースで行われている包丁の研ぎ方教室
料理道具といえば合羽橋。
調べてみるといろんなお店で包丁の研ぎ方教室を実施していました。
実施回数の多さ、料金などの条件から包丁専門店ユニオン・コマースで行われている包丁の研ぎ方教室に参加することにしました。
研ぎ方教室の基本情報
- 料金:4,980円(包丁専門店で使える3,000円の商品券含む)
- 所要時間:2時間
- 定員:6人
- 内容:包丁の種類、素材の説明、研ぎ方の説明、練習用の包丁を使った実習
自分で包丁を研げるようになった
私が参加した回は、参加者が5人(私を含む)。
先生はお一人でしたが、参加者が限定されていることもあってかなり手厚い指導を受けることができました。
実際に研ぎ方の実習をしてみて、第一印象は繊細で非常に難しいというものでした。
包丁専門店が存在し、包丁を研ぐ職人さんがいる世界ですので、簡単に研げるはずがありません。
その意味では、教室に参加して包丁が研げるようになるかどうかは、人によるのかもしれません。
実際、一緒に参加した生徒さんでもお手上げな感じな方もいらっしゃいました。
幸い、割と器用だということもあり、私は教室に参加して、なんとか包丁を研ぐ真似事くらいはできるようになりました。
教室終了後は、3,000円の商品券を使ってお買い物。
家に砥石がありませんので、まずは砥石を調達。
先生に聞きながら、先生オススメの砥石を購入。
この砥石と教室で配られたテキストがあればなんとか自分で包丁が研げそうな予感。
半年に一回、自分の包丁を研いでいます
教室で包丁の研ぎ方を教わって以来、おおよそ半年に一回の頻度で包丁を研いでいます。
半年も間隔があくと、研ぎ方をすっかり忘れてしまっているので、テキストを見直し、YouTubeで動画を見た上で、研ぐようにしています。
自分でもやや心もとないですが、なんとかなっています。
妻に包丁の切れ味を聞いてみると、包丁を研いだ後はしっかり切れ味が増しているといいます。
一応、研げているのかなと。
実際にやってみるまで知りませんでしたが、包丁を研ぐと砥石も削れてきます。
砥石が平らでないと、綺麗に包丁を研ぐことができませんので、砥石をならす道具が必要になります。
私はこれを使って、包丁を研ぐのではなく、砥石を研いでいます。
全ての人が包丁を研ぐことができるのか
とはいえ、繰り返しになりますが、包丁を研ぐ作業は人を選ぶと思います。
どうもうまくいかない、不安だということであれば無理せず専門店にお願いする方が無難です。
駅前の商店街でも「包丁研ぎます」の看板を出して、包丁研ぎを受け付けていることもあるので、それを利用するのも一つの手かもしれません。
えらそうに言っている私も、刃こぼれしているような包丁を研ぐことはできません。
無理せず、プロの方に相談に乗っていただくようにしています。
包丁もピンキリです。
頑張っていい包丁を使うようになったのであれば、自分で包丁を研ぐということを考えてみると、道具に対する愛着が増し、料理がもっと楽しくなるはずです。
今回紹介した道具
包丁を研ごうと思ったきっかけ

