【感想】強火をやめると、誰でも料理がうまくなる。(水島弘史著)

強火をやめると、誰でも料理がうまくなる

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レシピを見ないで料理を作ることにとても憧れる。

楽しいと思って料理を始めてから5年くらい経つだろうか。

料理教室に通い、包丁の研ぎ方を勉強し、レシピ本もたくさん読んで、レシピさえあれば楽しく美味しい料理を作れるようになったと思う。

中華料理屋で強火で中華鍋をあおりながらチャーハンを作る姿を見ても、プロだからできるんだよと落ち着いて見ていられるようになった。

以前なら、そんなシーンを見ようものなら、その日の献立はチャーハンに決まり、コンロ周りを油まみれにしてチャーハン作りに酔いしれていたと思う。

ただ、やっぱりレシピがないと落ち着かないし、なかなか限られた材料で美味しいものを作ることができない。

様々なレシピを貫く原理原則を知りたいと思って出会ったのがこの本。

5年のキャリアも捨てたものではない。

すでに理解し、実践していることも含まれていた。

その一方、なるほどそういうことだったのかという気付きも得られた。

 

体が美味しいと感じる塩分量は、素材の0.8%

少し面倒だけど試してみよう。スケールとGoogle Homeがあるので慣れればそれほど手間はかからないだろう。

油は脂を落とす

そんな役割を考えながら油を使ったことがなかった。目からウロコでした。

失敗のリスクがなく、もっとも美味しく焼ける火加減が中弱火

敬愛する土井善晴先生も、待つことも料理の一部とおっしゃっていた。そのことを科学的な視点で明らかにしてくれた。

 

週末は、これまでと違って一つ一つの工程について納得しながら料理をすることができる気がする。