中学受験塾、親の対立と子供の幸福:バランスの重要性

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こんにちは、元塾講師のcampionです。

娘(新4年)の塾が始まりました。

早くも子供のサポート方法について夫婦の間で意見が対立しています。

パパの考え

私の考えはこうです。

受験までまだ3年以上もあります。今はアクセルを全開にする時期ではありません。

むしろ、生活全般に目を向けるべきだと思っています。健康、学校、習い事、子供自身の自由時間など塾以外の要素を充実させることが大事だと考えています。

そのため、塾の教科書や宿題で取り組むべきなのは基本問題だけ。基本問題を徹底して解いていくだけで十分です。

追加で問題を解くとしても、いちど間違えた問題だけを解き直すことで充分です。

ここまでのノルマが終われば、子供の自由時間にしたいのです。本人が好きなように過ごさせてあげるのが、今のスタンスです。

ママの考え

一方、妻の考えはちがいます。具体的にはこうです。

まず最低限、塾から説明された方法にしたがって、授業の復習や宿題をこなします。前述のノルマに加えて、正解した問題も改めて解き直して定着を図るべきだと考えています。

加えて、塾の先生が飛ばして良いと子供に伝えた問題にも果敢に挑戦させるスタンスです。

ご覧のように正反対です。

対立軸

私の目から見ると、妻の姿勢は、子供のためというより自分の不安を打ち消すためにアクションを決めているように見えます。受験間近の6年生の面倒を見ているような雰囲気があります。

日本がこれだけ豊かになったのに、こんなに窮屈な時間の使い方をしていていいのかと壮大な疑問も沸き起こってきます。

最も理解できないのは、塾に関すること、勉強に関することはすべてパパに任せると言っていたのに、まったく任せていないことです。

すっかり塾が中心の生活になってしまい、それ以外のことがどんどん後回しになっています。

部屋も片付かない、お願いしている新NISA口座の準備も手をつけられない。

視野が極端に狭くなっているように見えます。

今のところ解決策が見出せていません。

ただ、子供には何の罪もないので、子供の相談相手になった上でしばらく続けてみるほかないのかもしれません。子供がSOSを発したときに、親のどちらかが聞いてあげられる体制は常にキープしておきたいと思っています。

うまくいかないところが出てきたら、家族で話し合って修正していくしかないのかもしれません。

最も恐れているのが、本人が勉強嫌いになってしまうことです。

中学受験とは別に、本来学ぶ事はとても楽しい営みです。

娘は本がとても大好きな子です。

中学受験に必要だからといって、必要以上に干渉してしまうとその可能性すらつぶしてしまう恐れがあります。わざわざみんなと同じ険しい山に登らなくても良いのではないかという気もしてきました。

塾通いが始まってまだ1週間しか経っていませんが、気持ちがぐらついています。

始まる前には想像していませんでした。先が思いやられます。

とはいえ、妻も子供のことを思っていろいろな打ち手を考えていると思うので、それぞれが考えていることをしっかりと話し合っていかないとダメですね。