外食が続くとつらい

外食 ホットクック 土井善晴 ウー・ウェン

土曜も日曜も外出

週末、子どもたちの用事で外出が続きました。旅行やキャンプでもなければ、土曜日と日曜日の両方に外出することはめったにありません。

けれど、先週はちがいました。行く先を変え、2日間ずっと外出することになりました。

となると困るのが食事です。朝は家で食べるとしても、昼と夜は外出先で食べることになりました。

胃にかかる負担の大きさと言ったらありません。

そもそもここ数年、コロナの影響で外食する機会が大幅に減っています。これまでなら平日にオフィスの近くでランチを食べることもめずらしくありませんでした。

自分でつくったお弁当を持っていくようにはしていましたが、それでもかなりの頻度でランチは外食。それがコロナで一変しました。

ランチの基本は一汁一菜。油料理もほとんどなく、どちらかというと素食な毎日です。すっかりランチの当たり前が変わっていました。そのおかげもあって、すごく胃腸の調子はよかったのです。

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外食の限界

ところがです。ひさしぶりの連チャン外食でかなりのダメージを受けてしまいました。

外食でもお店が自由にえらべるのならいいのですがそうはいきません。和食が希望なのですが、近くにないかあったとしてもとんでもなく値段が高いかのどちらかです。

いま思えば、むかしはよく外食続きの食生活ができたもんだと、他人事のように感心してしまいます。若さなのか、単に無知だったのか、はたまたお金がなかっただけなのか。

当時はこういう外食生活に加えてお酒も飲んでいたので、考えただけでもぞっとします。

こんな生活をしていて太らないほうがおかしいですし、からだのキレがなくなって当然ですね。

そう思うと、コロナで生活習慣がリセットされたことはとてもわたしにとってはプラスでした。おそらく妻も同じでしょう。子どもたちも同じはずです。

コロナはいろいろなマイナスの要素をもたらしましたが、一方でこういったプラスの影響ももたらしてくれています。

落ち着いてきたとはいえ、まだまだコロナの不安はなくなっていないので、引き続き警戒する必要はありますが、そろそろ振り返ってもいい時期だとも思います。

コロナワクチン4回目のコロナワクチンを接種した(40代男性)

5類のコロナ時代

ふだんの食事は土井善晴先生やウー・ウェンさんの教えを参考にして作ることが多いです。最近だと、そこに坂口恭平さんの教えも加わってきました。

どうしても時間がない時やランニングなどほかにやりたいことがあるときにはホットクックの力を借りたりもしています。

料理を作ることそのものが大きな気分転換になるので、以前にくらべるとホットクックの出番が少なくなってきた気もします。けれど、減ってはいますが使わなくなったわけではありません。ここぞの助っ人で活用しています。

こうして作ったものはすべて家族のからだにつながります。たべたものでからだができているのであたり前ですが、ここは忘れてはいけないところだと思っています。

作るよろこびも味わって、からだそのものも元気になっていく。この生活はかんたんには手放したくありません。

5月にはコロナが5類になると聞きます。すこしずつ外出する機会が増えることでしょう。

必要があれば外出するのは当然です。新しい発見・刺激を得るには外に出ないことには始まりません。ネットを通じて外の様子を知ることはできますが、それでは不十分です。頭でわかるのとからだがわかるのはまったく別物です。

パソコンの前に座っている時間が長くなったので、ついめんどうくさがって外に出なくなりますが、そんなことをしていたらボケてしまいます。

それでも生活の軸はぶらさないようにしたいので、5月にかけて生活の重心をさがしながら、バランスの取れた生活を維持していきたいものです。