土鍋ごはんをたべよう!

土鍋 萬古焼 ごはん

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実はかんたん土鍋ごはん

萬古焼の土鍋(3合炊)をつかいはじめて3か月がたちました。

家にいるときは、ほぼ毎日使っているのですこしずつ使い方がわかってきました。ぼちぼち家族の一員と呼んでもいいころです。

付属の説明書にも使い方は書いてあったのですが、やや手のこんだ方法だったのでシンプルな使い方をさがしていました。

で、見つけた使い方というのは、こんなかんじです。

お米1合につきおよそ200ccの水を用意します。2合だったら400cc、2.5合なら500ccといったかんじです。

土鍋の内側に水の量を教えてくれる目盛りがあるのですが、わたしは使いません。一度はかったときに、しっくりこなかったからです。

それよりもいつも使っている計量カップで必要な分量の水をくんで、お米の入った土鍋にささっと入れてしまいます。

こうすれば土鍋を水道のところに持っていく必要もなくかんたんです。

30分くらい浸水させたら、炊飯スタートです。

人によっては、1時間から2時間浸水させることもあるようですが、かためのごはんが好きなので、うちではこれくらいで炊飯をはじめてしまいます。

火力は中火と強火のあいだくらいでしょうか。そこまで厳密には火力を調整していません。

加熱から10分くらいすると、ふたの穴から蒸気が出てきます。蒸気が出てきたらそのまま1分くらい待って、火を消します。ここまできたらあとは20分、放置するだけです。

お米の量や火力によっては、蒸気が出てくるまでの時間が前後しますが、そんなに神経質に考える必要はありません。すくなくとも、これまで作ってきて失敗したことはありません。

待ち時間をのばしてあげると、おこげができやすくなります。おこげは土鍋ごはんの象徴とも言えますので、実験しながらおこげをつくってみるのも楽しいと思いますよ。

土鍋の取り扱いの注意点

土鍋は土物(つちもの)なので、取り扱いにはすこし注意が必要です。

とはいえ、昔から使われている生活の道具なので、必要以上に大事にする必要もないとは思います。

多少、傷ついたとしてもそれはそれで味になります。勲章です。

カビ

水分をしっかりとって乾かす必要があります。はじめはかなり神経質に考えていたのですが、実際に使ってみるとそこまで気にすることはありませんでした。

ざっと洗って水気をふき取り、2分くらい空焚きしてあげれば、メンテナンスは完了です。

基本的には毎日使うものなので、間をあけずに使ってあげれば、カビが生えるということはないです。

まぜごはんのこげ

調味料を加えて炊くようなまぜごはんを作るときには、白いごはんを炊くときよりは焦げやすいので注意が必要です。

白いごはんでもおこげができるくらいですから、調味料が入っている場合はなおさらです。

いつもであれば蒸気が出たあと1分待ちますが、まぜごはんを作るときは待ち時間なしで火を止めることをおすすめします。そんなに頻繁にまぜごはんを作ることはないと思いますが、ぜひおぼえておいていただきたいです。

余熱効果

土鍋は熱しにくく冷めにくい特徴があります。蓄熱性が高いといえばいいでしょうか。

そのため、炊き上がったあと、必要以上に放置してしまうと、その間もどんどんごはんに火が入り続けてしまいます。

ですので、およそ20分のむらし時間が終わったあとには、可能なかぎり土鍋からごはんをすくい出してあげるようにしてください。

おひつがあれば、おひつにごはんを移せばいいのですが、そうでなければ茶碗によそって食べられるように段取りを組んでおきたいところです。

できれば、必要な分量だけをその都度、炊飯するようにしたいものですね。

内蓋が熱い

この土鍋は蓋が二重構造になっています。内蓋と外蓋の2枚あるといえばおわかりいただけるでしょうか。

そのうちの内蓋が炊飯直後はとても熱くなっています。外蓋はいいのですが、内蓋は素手では持てません。すくなくともわたしの指先は人並みなので、素手では触らずかならずぬれふきんやミトンを使っています。

一度、痛い目にあえばわかるのですが、はじめて使うときには十分に注意してください。

割れる可能性がある

土鍋は強い衝撃が加わると割れてしまいます。ほかのステンレス鍋やフライパンとはおおきくちがいます。

他の調理道具なら凹むくらいですむような落下も、土鍋だと割れてしまう可能性が高いです。

ですので、からだが土鍋の扱いに慣れるまでは、すべって落とさないようにくれぐれも注意してください。

からだが、土鍋の重さを感じ取れるようになれば、うっかりしてしまう可能性は減ってくるはずです。

それでも、家族がいる場合には、その別の家族が壊してしまう可能性があるので、慣れるまでは気をつけるように注意を促してください。土鍋からのお願いです。

とはいえ、蓋がちょっと欠けているくらいの傷があったほうが、かっこいいような気もしています。

サイズえらび

ふだん炊く合数に+1をした合数の土鍋をえらぶのがいいと思います。

最大容量で炊くこともできるのですが、そうすると土鍋にゆとりがなく、土鍋が苦しんでいるように見えるんです。

見えるだけで土鍋の声を聞いたわけではないのでかなりいい加減なアドバイスです。

さいわい、この土鍋はほかの土鍋にくらべるとコンパクトなので、+1でえらんだとしても極端に収納スペースにこまるということもないでしょう。

料理のパートナー

3か月も使っているので、土鍋の扱いにもなれました。上で紹介した注意点も、ほぼ無意識に気をつけるようになっています。

なので、よほど疲れているとか、むしゃくしゃしているようなことがなければ、破壊せずに使えるような気がします。

火にあたっている土鍋の底の部分もすこしずつ色が変わり、いつまでも子ども扱いするんじゃないぞと言われている気がします。ちょっとずつ年季が入ってきたんです。

これまでは、ガスコンロ(リンナイ)の自動炊飯機能を生かすために専用の鍋を使っていました。特に不満はありませんでした。なんならとても快適でした。

けれど、土鍋ごはんを見たらどうしても使いたくなってしまい、切り替えました。

炊飯鍋を変えたことで、自動炊飯機能をそのまま使うことはできなくなりました。むしろ使う必要がなくなりました。だからといって、炊飯が完了するまで火の番をしないといけないわけでもありません。

今の運用は、もうひとつの機能「湯わかしタイマー」を活用しています。

土鍋をセットし、「湯わかしタイマー」をセット。タイマーのアラームが鳴るころというのが、ちょうど蒸気が出てから1分くらいしたタイミングになるのです。これはラッキーでした。

唯一気をつけなければいけないのは、ごはんを炊く直前に同じコンロで別の調理をしていた場合に、タイマーのアラームがずれてしまう可能性があることです。

原理はよくわからないのですが、コンロの表面温度の温度感知に誤差が出てしまうんじゃないかと想像しています。

土鍋ごはんが変えた食卓

土鍋ごはんにしてから、ごはんのおいしさを存分に味わえるようになりました。

これまでも十分においしかったのですが、それ以上においしいのです。

つねにおいしいごはんがあるので、おかずづくりをするときに肩の力を抜けるようになりました。

おかずがおいしかろうがおいしくなかろうが、もっといえばおかずがあろうとなかろうと、おいしいごはんがあるので、満足できる食事のベースができあがるわけです。

あとは、丁寧に作られた味噌を使って味噌汁を用意し、元気や余力があるときだけおかずを作ればいいのです。

わたしが買った土鍋は5,000円以下です。

高級炊飯器に10万円以上払うなんてことはしなくていいんです。そんな高いものは買う必要はありません。

というのは、ちょっと言いすぎでした。高級炊飯器を使ったことがないので。

けれど、5,000円の土鍋でも十分に生活の質は向上するはずです。サイズもいくつかあるので、毎日の食事を見直してみたいという方はぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか。

きっとお米のおいしさにびっくりすると思います。日本に生まれてよかった!と思えるはずです。

日野屋麹製造元 那須 那須の味噌「日野屋」に出会った