子どもと一緒に英語であそぶ

子ども 英語

親のコンプレックス

教育雑誌を見ていると子どもの英語教育に関する情報があふれています。パパ友、ママ友と話をしていても中学受験に関する話題と同じくらい関心が高いです。実際、3割ぐらいの家庭で英語にまつわる習いごとをさせているように思います。

子どもの教育は、「親のコンプレックスを映し出す鏡」というのが持論です。大人になってから英語で苦労したから、子どもにはそんな苦労をさせたくない。高校数学についていけなくなったから、子どもにははやめに算数の勉強をさせておきたい。こんな動機で子どもの教育について決めていることが多いように思います。

この決め方が正しいのかまちがっているのかはわかりません。ただ、わたし自身すごくおかしいなと感じています。この方法だと、結局自分の子にも、自分と同じようなアレルギー反応を起こさせてしまう気がするのです。

そう考えると、子どもが楽しいと感じられない勉強は害にはなっても、肥やしにはならないと思うわけです。そういう勉強はきっとやらないほうがいいんでしょう。

あそびとしての英語

英語の話にもどると、英語はことばです。教科書とにらめっこしていてもたのしいはずがありません。個人差があるのかもしれませんが、わたし自身は楽しいと思えませんし、楽しいと言っている人を見たこともありません。そんな思いがあって、もっと英語で遊べる方法はないのかなと考えたわけです。

楽しく英語を学べるという触れ込みのバイリンガルの学校・保育所もあったりします。行ったことがないので、軽はずみなことは言えませんが、「そこまでしなくても」という思いや、「ほんとに楽しいの?」という疑いや、「高くない?」といった不満を持っています。

じゃあ、いっそのこと自分でやってみようじゃないかと2023年の1月に思ったわけです。

目標は英語を話せるようになることではありません。なんといっても、自分が英語を話せません。話せないというのはすこし正確ではないですね。仕事では英語を使っているので、日本語と同じレベルであやつることはできません、というのが近いです。それと、昔、塾の講師をしていて英語を教えていた経験があるので、文法から入る王道の英語指導についてある程度は理解しているつもりです。

ですので、目標は英語に苦手意識を持たないこと、嫌いにならないこととし、わたし自身が英語を道具として子どもたちと楽しむことを目標にします。

廣津留真理さんの英語本

そう思っていたときにおもしろそうな英語の本を見つけました。

廣津留真理さんという方が書かれたこの本です。1回あたりの時間が短いことと音読重視なことが気に入りました。こむずかしい文法の話は一切出てきません。わたしもそれでいいと思っています。おかしな文章は音読していても気持ち悪いと感じるものです。その感覚さえ持てるようになればしめたものです。

英語のテストで高得点は取れないかもしれませんが、英語圏の人たちと話をする時にそれでこまることはありません。十分に意思の疎通はできるのです。3単現のsとどうでもいいのです。

ちょうど、2023年へと年があらたまったところでこの本を手に入れました。ちょっとやってみようと思ったわけです。数日、やってみましたが、8歳の長女はとても楽しみにしているようです。そんな様子を見ているとわたしも楽しくなってきます。本当は妻にも一緒にやってもらいたいんですが、英語アレルギーがひどすぎてやろうとしてくれません。英語嫌いの妻が楽しんでくれたら、その姿を見て子どもたちの気持ちも盛り上がってくると思うのですが。

6歳の次女も一緒に取り組んでいますが、こちらはまだまだ気持ちにムラがあります。まだ小学校にも行ってないので仕方がないことです。むしろ自然なことです。無理をさせる必要もありません。やりたいといったときに一緒にできるように心の準備をしておくのみです。

英語の輪はきっと広がるはず

家族の誰かが楽しそうに英語であそんでいれば、他の家族もその輪に加わりたくなるものだと思います。読書と同じです。わたしがリビングでたのしそうに本を読んでいるとこどもたちも自然と本を手にとるようになります。

この英語あそびがどれだけ続くかはわかりません。疲れている時は無理をしないでおこうと思ってます。途中でやりたくないと思う時期が来るかもしれません。そんなときは、もう一度やりたくなるまで中断すればいいだけです。いつかもう一度やりたいと思う時が来るはずです。来ないかもしれません。別の方法で新しい挑戦を始めるかもしれません。どのようなかたちに変化していこうとも一向にかまいません。

家族の共通の話題として英語があれば、それはそれで興味のアンテナが広がっていくはずです。日本には英語があふれています。娘が通う小学校にも海外に住んだことのある友だちがたくさんいます。わたしの子どもの頃とはまったくちがいます。

そんな英語圏のものや人に触れた時に、「どうなってるんだろう?」と興味のアンテナが反応するようになれば、とてもゆたかな人生を送れると思います。その点については、今の子どもたちをうらやましく思う気持ちがあります。

これからやろうとしていることは、ほとんどお金がかかりません。今のところこの本代だけです。

順調にいけば3月いっぱいで用意されているレッスンが終了します。そのとき長女は小学3年生になります。どんな景色が見えるのか、いまからワクワクしています。

どんな景色が見えるようになったかについては、また3か月後に紹介します。きっと。