できなかったことができるようになるのは、見ていてもたのしい

スキー マウントジーンズ那須 スキースクール 教室

マウントジーンズ那須での挑戦

2023年の1月、娘たちがスキーに挑戦しました。うちの娘は上が8歳(小学2年)、下が6歳(年長)です(年齢は執筆当時)。友人家族との旅行で、背中を押されるかたちで挑戦しました。場所は栃木県の那須にあるMt. JEANSです。

わたし自身はスキーをしません。したことがありません。スノーボードを一度ためしたことがあるだけです。その一回もあまりいい思い出はなく、どうして寒いのにわざわざ寒いところに出かけていくんだろうと、どちらかというとウインタースポーツには否定的なほうです。そんな事情もあり、自分たち家族だけではこれまでスキーに行く機会がありませんでした。

言ってみれば食わず嫌いなのですが、友人家族からの誘いとあれば乗っかってみようと思ったわけです。年が変わる時にはなにかに挑戦したくなったりするものです。実際にスキーをするのは子どもたちだけなのですが。

慎重なタイプの長女も友だちが一緒にスキーをするのであれば、思い切ってやってみたいというだろうという打算もはたらいています。新しいことをやってみることで世界が広がる感覚を味わってほしいという思いもあったような気もします。

スキー教室

自分がスキーをしないこともあり、自分では子どもたちにスキーを教えてあげることができません。妻は雪国出身なのですべることはできるのですが、教えるのは苦手です。ついつい熱が入りすぎてしまって、子どもを圧倒してしまうのです。宿題の面倒を見ている様子から、妻によるスキー教室が失敗にする絵が目に浮かびます。ということで、スキー場で行われているスキー教室に参加することにしました。

スキー教室は半日コース(午後)をえらびました。スキー教室の会場に行くとかなりのにぎわいでした。レベル別にクラスが分けられているので、そばにいないレベルのクラスを考えると相当な人数だったようです。一緒に募集していたスノボスクールは受付を終了していたほどです。

スキー場へは宿泊していたエピナール那須から出ていたシャトルバス(無料)を利用。30分くらい乗っていたでしょうか。駐車場からの移動もあるので、スキー場に着いたのは12時少し前。教室の申し込み、スキー用品のレンタル、ランチなどなどすますとあっという間にスキー教室の時間になってしまいます。もう30分くらいゆとりがあったらよかったんですが。特に小さい子どもを連れていると思うようにことが運ばないことが多いですから。

教室は、長女と次女で別々のクラスに参加。お姉ちゃんはジュニアクラス、妹はキッズクラスです。とはいえ、教えてもらう内容は基本的に同じ。子どもたちのボキャブラリーに合わせて、先生が工夫しながら講義をしてくれます。板の履き方、雪道の登り方、すべり方と順を追って丁寧に説明してくれます。経験者の妻曰く、妻が子どもの頃に受けたレッスンと大きなちがいはないそうです。

ていねいな指導もあって子どもたちは着実にできることを増やしていきます。中には、うまくいかず途中で泣き出してしまう子もいました。そういったことはよくあるようで、先生も落ち着き払ってやさしく対応してくれます。しばらくすると笑顔になって輪に加わってくるので、子どもに寄り添うなにかがあるんだと思います。

そんな様子を見ていると、うちの子かそうでないかを超えて応援したくなってしまいます。なんか、いいんですよね。子どもたちが一生懸命に頑張っている姿を見るのは。

殻を破る瞬間

レッスンがはじまって1時間くらい経ったお頃でしょうか。気づくとふたりともすべり始めているではありませんか。まだ、ヨタヨタしていますが、山の斜面を上から下へとすべっているのです。すべれるようになるまでの平均時間がわからないのですが、わたしの思い描いていたスピードよりもだいぶ早くすべれるようになっていてビックリです。子どもの飲み込みは早いですね。

レッスンが終われば、帰りのバスの時間までひたすらすべります。本人たちもじぶんがすべれるようになったよろこびをかみしめるようにして、何度も何度もすべっていました。すべれるようになるまでのプロセスはふたりで大きくちがいます。慎重派のお姉ちゃん、とりあえずやってみるタイプの妹。好対照のアプローチですが、ふたりともすべれるようになっているから不思議です。

子どもたちがなにかに挑戦し、しかもできなかったことができるようになるプロセスに立ち会えるのはほんとうにしあわせなことです。スキーができるようになる瞬間は、人生で一度しかありません。そんな貴重な瞬間を見ることができたのはとてもラッキーでした。

旅行に行く前には「スキーなんていやだ」といってやきもきしたのですが、友だちの後押しパワーもあり、挑戦してくれてよかったです。親としても応援した甲斐がありました。まったくわたしの手柄ではありませんが、殻を破る瞬間に立ち会えたので、2023年もいいことがありそうです。