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2022年9月16日から3泊4日で立山・室堂に行った。2泊は雷鳥沢キャンプ場、1泊はみくりが池温泉。冒険の仲間は、妻、2人の娘(小2、年長)である。
山でキャンプといっても本格的な登山はしない。「しない」ではなく、「できない」と表現すべきか。なにしろ今回が2回目の山キャンプなのだから。
とはいえ4日も立山・室堂にいて、テントや山小屋にずっと閉じこもっていてもおもしろくない。冒険仲間と一緒に、小さなザックを背負って散策に出かけた。ひとつ目は賽の河原~立山室堂山荘~室堂平をめぐって雷鳥沢キャンプ場にもどる周回コース。ふたつ目はみくりが池温泉を拠点に一の越を往復するコース。
山キャンプになにを持っていくかはとても頭を悩ませる。経験がたりないので、持ち物を決めるまでにとにかく時間がかかる。結局、「これだ!」と決まった感覚もないまま時間切れで現地に向かう。なかでも服装選びはむずかしい。他のギアと比べて気温の影響を強く受ける。その上、個人差も大きい。現地の気温や体調をみながら調整する必要もある。だからとにかくむずかしい。
雷鳥沢キャンプ場へは来年もかならず行く。今度は7月のチングルマ満開の時に行きたい。せっかく頭を悩ませたんだ。来るチングルマに向けて、今年の服装について記録を残しておく。ちなみに滞在中の気温は3〜18℃くらい。日や時間帯によって異なるがこれくらい。ただ、風によって体感温度は大きく変わる。この点は天気予報を見る時も注意が必要だ。
行動中
より環境が厳しかった一の越山荘(往復)に身につけていたものを記録する。
下半身
まずは足元から。
靴は、トレールウォーカーワイド。靴下は、WICサポーテックトレッキングソックス。いずれもモンベルのもの。
8月に来た時にユニクロの靴下ですごした時に足の疲れを強く感じたので、新たに山用の靴下を導入。おかげで快適に過ごせた。
パンツはモンベルのO.D.パンツ。足は動かしている時間が長いので、インナーを履くなどの防寒はしていない。
上半身
続いて上半身。
インナーにドライレイヤー(ファイントラック)。その上にモンベルのウィックロンTシャツ(半袖)を重ねる。袖からはみ出している腕にはアームカバーを着用。
子どもと一緒に登る場合、ペースは子どもにあわせざるを得ない。大人にとっては必要以上の休憩を求められることになる。そんなときの汗冷えが怖かったので、ドライレイヤーを着用。使い始めたのは最近だが、登山にかぎらず、体を動かす場面ではほんとに重宝している。最近だと、稲刈り、ランニングなど連投が続いている。
休憩中にはダウンを着用。とにかく風が強く、一気にからだが冷えるのでプラズマ1000ダウンジャケット(モンベル)でしのいだ。収納時のコンパクト性はほんとたよりになる。
アクセサリー
あとは帽子とサングラスと手ぬぐいだ。
帽子は、ひもつきのタイプ。台風の影響で風が強かったこともあり、ひもがついてなければきっと飛ばされていたことだろう。サングラスはJINSで買った度付きのもの。山だけでなく、ふだんでも日差しの強い日はつけるようにしている。目の疲労を見くびってはいけない。手ぬぐいはにじゆらのもの。うわさには聞いていたが手ぬぐいの万能感はすさまじい。
テント場
下半身
靴は8月の反省を活かしてソックオンサンダル(モンベル)を導入。テントを出たり入ったりする時に、登山靴を履くのはとてもわずらわしい。そのストレスを一気に解消してくれた。靴下を履いたままでも履けるのが便利。
靴下はユニクロのもの。リラックスしたいので、ふだん使っているものを履いた。
ズボンも同じ理由でユニクロのもの。秋口に家で着ているパジャマを着た。肌はパジャマの感触を覚えているので、着ると不思議と心が落ち着く。
寒さを感じる時には、ダウンパンツ(Naturehike)を着用した。陽が沈んでいる間はダウンパンツがないと寒くていられない。
上半身
上半身もリラックスできる服装。下着はユニクロのエアリズム、その上には家で着ている秋用のパジャマ。これまたユニクロのもの。
寒さ対策のダウンは、行動中にも着たモンベルのダウン。ジャケットタイプでフードがついていない。今思えば、ニット帽などの防寒用の帽子を持っていくべきだったと反省している。朝晩はそれくらい寒い。
いいものが高価な理由
今回の旅で「軽量」「コンパクト」の価値を痛感した。
「このギア、どうしてこんなに高いんだ!?」と思ったことは一度や二度ではない。けれどその考え方が浅はかだったことがよくわかった。必要な機能を備え、「軽量」「コンパクト」であれば、いい値段がするんだ。メーカーはそこに研究費をかけてよりよいものを作っているんだから当然だ。こうしたメーカーの開発努力に対して、きちんと対価を支払える消費者でありたい。
アウトドアであそぶとき、最後に頼れるのはじぶんのからだの力だ。その力をすこしでも温存し、リスクを減らすためにはしっかりした備えが必要。頼れるギアに投資をするのも備えのひとつ。私自身、おじさんと呼ばれる年齢になり、徐々に無理が効かなくなっている。守るべき家族もいる。そう思うと、いいものを選び、きちんとお金を払っていく姿勢というのは大事にしていきたい。
アウトドア用品はふだんの生活でも使うことができる。むしろ生活の質を上げてくれさえする。いつもの暮らしに溶け込ませることによってアウトドア用品のコストパフォーマンスはあがってくるはずだ。
雷鳥沢キャンプ場で家族4人でテント泊 雷鳥沢キャンプ場でみつけたそれぞれの定番