土井善晴先生の名言集

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きっかけは料理を哲学するポッドキャストで、クリスさんがつぶやいた一言でした。

「土井先生の名言をまとめたら面白いんじゃないですか?」

料理研究家の土井善晴先生は、テレビや雑誌、書籍などで数々の名言を残しています。

その言葉は、料理の技術や知識だけでなく、人生哲学や日々の暮らし方にも通じる深い知恵を含んでいます。

この記事では、土井善晴先生の名言を50個集めました。Twitterで話題になったものから、書籍や雑誌、ラジオ番組での発言まで、幅広くご紹介します。

Twitterでの名言

土井善晴先生は公式Twitterアカウント(@doiyoshiharu)を開設しており 、多くの名言を発信しています。

  • 「油を使いたくないけど唐揚げを食べたい時ってどうしたらいいですか?」という質問に対し、「がまんしい」と回答。
  • 「子供が野菜を食べてくれません。 どうしたらいいですか?」という質問に対し、 「ちょっと頑張りすぎてるように思います。 子供はあまり手や味を加えたもんより、シンプルなもんが好きです。 いいお味噌買って、野菜と油揚げや鶏肉いれて味噌汁作ってあげてください。 大丈夫やよ。」 と、優しくアドバイス。
  • 「料理がめんどくさいです」という質問に対し、 「考えるなかんじろ」と、肩の力を抜くように促す。
  • 「苦手な野菜ってありますか?」という質問に対し、 「べつににがてでもいいやん」と、寛容な姿勢を示す。

「一汁一菜」でよいという提案

土井先生は、飾らない言葉でTwitterを通して私たちに語りかけてくれますが、もっと深く土井先生の哲学に触れたいという方には、「一汁一菜」という考え方がおすすめです。

これは、毎日の食事は、ご飯と具沢山の味噌汁、そして漬物などのおかず一品で十分という考え方です。

栄養バランスを重視した「一汁三菜」とは対照的な考え方ですが、土井先生は、現代の忙しい生活において、無理なく続けられる食生活のあり方として「一汁一菜」を提案しています。

  • 「家庭料理はごちそうでなくていい。 ご飯とみそ汁で十分。」
  • 「一汁一菜とは、だだの『和食献立のすすめ』ではありません。 一汁一菜という『システム』であり、『思想』であり、『美学』であり、日本人としての『生き方』だと思います。」
  • 「一汁一菜」って質素に感じるかもしれないけど、忙しい日常はそれで十分です。 時間に、気持ちに、お金に余裕があったら、何か作ればいい。 作れる人は毎日作ればいいんです。 週末は肉を焼くなど、それくらいのメリハリがあればでいいですね。」

「一汁一菜」の考え方は、食生活の simplification だけにとどまらず、心のゆとりや家族とのつながりを見直すきっかけにもなります。

毎日の食事作りに追われていると感じている方は、ぜひ「一汁一菜」を試してみてはいかがでしょうか。

料理を哲学する

土井先生はJ-WAVEのナビゲーターであるクリス智子さんと共にポッドキャスト番組 「土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポッドキャスト」を配信しています。

この番組では、料理を通して人生や社会について深く考察しており、さまざまな示唆に富んだ言葉が聞かれます。

  • 「食べるは野性、料理は理性」
  • 「料理で苦しむのは損」
  • 「センスやオリジナリティとは何か」
  • 「静かに、集中して食べるということ」

土井先生は、料理を単なる作業として捉えるのではなく、人間の本質や社会との関わりを考えるための重要な行為として捉えています。このポッドキャストを聴くことで、料理に対する見方が大きく変わるかもしれません。

料理と人生

土井善晴先生は、料理を通して人生を豊かにする知恵を数多く語っています。

  • 「野菜の味というものは はかないものです。 そこにお肉が混じっていたら野菜の味がダメでしょ。 日本料理は、一種類だけをお料理するのが一番でその味も、噛んで、きちっと食べることで自分で味を探すんです。 これは“探し味”という、日本人の食べ方です。」
  • 「食べることというのは「暮らし」そのものをつくるわけです。 これを全部まとめて「家の食事」です。 そういうことと「生きる」ということは同じことだと思うんです。」
  • 「料理はこうでなければならない、と言うことは無い。 素材も料理する人も千差万別。 料理のストライクゾーンは広い。 自分を信じて料理していって欲しい。」
  • 「レシピは設計図ではない。 レシピは台本である。」
  • 「料理も仕事も何でもそうなんですけど心をこめてやることで、成果がいいんじゃないかな、と。 忘れがちじゃないですか。」

これらの言葉から、土井先生は、以下の3つの点を大切にしていることが分かります。

  • 五感を研ぎ澄まし、素材と向き合うこと: 土井先生は、野菜の味を「川のせせらぎ」や「鳥のさえずり」に例えています。これは、食材の繊細な味を感じ取るためには、五感を研ぎ澄まし、心を静かにすることが大切だということを示唆しています。
  • シンプルであること: 「一汁一菜」の考え方にも表れているように、土井先生は、シンプルな食生活を推奨しています。これは、食材本来の味を楽しみ、無駄を省くことで、心にもゆとりが生まれるという考えに基づいています。
  • 心を込めること: 料理をする際はもちろんのこと、仕事や人間関係など、あらゆる物事に心を込めることが大切だと土井先生は説いています。

これらの言葉は、料理をする喜び、食べる喜び、そして生きることの喜びを教えてくれます。

五感を活かした料理

土井先生は、料理をする際に五感を活かすことの重要性を説いています。特に、素材をよく観察し、その特徴を理解することが大切だと述べています。

  • 「焼きなす」「冷やしトマト」は夏のご褒美だ。私たちの日常の料理は、食材と基本調理の組あわせ。」

旬の食材は、その時期に最も美味しく、栄養価も高いものです。土井先生は、旬の食材をシンプルに調理することで、その持ち味を最大限に引き出すことを大切にしています。

料理と自然

土井先生は、料理と自然の繋がりについても深く考えています。私たちは、自然の恵みである食材をいただいて生きているということを忘れてはならないと説いています。

  • 「料理をするということは生きていくことですから、自立するということなんですよね。自立しない限り、自分で判断できない。料理は自分で考えて判断をしますからね。自立できてないとまずいことになる。」
  • 「献立を考えるのは地球を感じることだと。そうやないと、本来、料理はでけへんのです。」

土井先生は、料理を通して自然と向き合い、感謝の気持ちを持つことが大切だと考えています。

料理と成長

土井先生は、料理が人間の成長に大きく貢献すると考えています。料理を通して、私たちは様々なことを学び、成長することができます。

  • 「料理には妙な力がありますから。料理をするということは、最初は地球のこと考えます。地球とは、季節の食材という料理の条件を思うことです。」
  • 「晩御飯なにを作ろうと思って、振り返って、今度は食べる人のことを思う。その時に、子どもの誕生日やから好きなもん、お肉料理も作ってあげよ。家族が疲れてたら、消化のええもんにしたげようって思う。」

料理は、創造性、判断力、そして思いやりの心を育むことができます。

土井善晴先生の名言50選

上記の以外にも、土井善晴先生は多くの名言を残しています。ここでは、それらを50個にまとめました。

  1. 「野菜の味というものは はかないものです。」
  2. 「日本料理は、一種類だけをお料理するのが一番で その味も、噛んで、きちっと食べることで自分で味を探すんです。」
  3. 「これは“探し味”という、日本人の食べ方です。」
  4. 「大きな音でロックコンサートを聴くような楽しみがありますけど 野菜の味というのは“川のせせらぎ”とか“鳥のさえずり”みたいに静かにしてないと聴こえてこないような、いい音――それと同じなんです。」
  5. 「気を付けていれば、野菜にはそういうものがいっぱいあるんです。」
  6. 「おいしければいい”いうものじゃないんです。」
  7. 「子供たちは、ちょっとした“苦み”とかいろんなものを感じていろんな“味覚”によって五感を磨くことになるんじゃないかと思いますよね。」
  8. 「食べることというのは「暮らし」そのものをつくるわけです。」
  9. 「これを全部まとめて「家の食事」です。」
  10. 「そういうことと「生きる」ということは同じことだと思うんです。」
  11. 「というのが「暮らし」そのものだったと思うんです。」
  12. 「天然の魚は、いろんな色があって魚を眺めてるだけでも「きれいだな」って思えますよ。」
  13. 「きれいだな」と思うようなものを買っていただいたらそれは鮮度がよい証拠です。」
  14. 「油を使いたくないけど唐揚げを食べたい時ってどうしたらいいですか?」に対して 「がまんしい」
  15. 「子供が野菜を食べてくれません。 どうしたらいいですか?」に対して 「ちょっと頑張りすぎてるように思います。 子供はあまり手や味を加えたもんより、シンプルなもんが好きです。 いいお味噌買って、野菜と油揚げや鶏肉いれて味噌汁作ってあげてください。 大丈夫やよ。」
  16. 「料理がめんどくさいです」に対して 「考えるなかんじろ」
  17. 「苦手な野菜ってありますか?」に対して 「べつににがてでもいいやん」
  18. 「一番いうたら二番がかわいそうでしょだから言わない」
  19. 「おいしく食べられるケーキ」
  20. 「きれいに整える 御膳にご飯 味噌汁 おかず(漬物) 三角形にきちんと並べて箸を横にして手前におく。 気持ちがあらたまります」
  21. 「家庭料理はごちそうでなくていい。 ご飯とみそ汁で十分。」
  22. 「“味つけせんでええ”というのは、他人のレシピは他人の人生から生まれたもの。でも本来、料理は自分の人生から生まれてくるものです。」
  23. 「“心とカラダの栄養になる、おいしいものには理由がある。”」
  24. 「料理に失敗なんてない、レストランで食べるものと家で食べるものとを区別し、家庭では簡素なものを食べればよい。」
  25. 「“ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』に至るまでの道のりを綴っている”。」
  26. 「“いまの日本の料理のあり方を考え抜いた末に提示する、料理と暮らしの新しいきほん”。」
  27. 「“コロナ、政治、気候…不安は尽きねどもまずは日常を整える”。」
  28. 「“料理から、そして保守や仏教の思想から、それぞれに「ええかげん」を探求してきた二人による、自立して豊かに生きるための「ええかげん」論”。」
  29. 「一汁一菜とは、だだの「和食献立のすすめ」ではありません。 一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。」
  30. 「ほんとうのおいしさは安心感をともなうのです」
  31. 「昔ながらの作り方で握ったら、忘れかけていたものを思い出しました。 便利で簡単な社会でも、大切なことは、忘れずにいたいと思います」
  32. 「家庭料理は上手下手を気にする必要なんて無い。」
  33. 「下手でも毎日一生懸命作ってくれた事の方が子どもたちにとっては大事な記憶。」
  34. 「おいしい」って舌先で味わうだけじゃない、食卓の雰囲気で感じ取るもの。」
  35. 「作り手が気を張って手間暇かけた料理を出すより、「今日はこれしかないからごめんね〜」と笑って出してくれる料理の方が家族はみんなシアワセになれる。」
  36. 「食卓は、自分の心の置き場。」
  37. 「どんなに疲れて帰って来ても、食卓で暮らしのリズムを整え直し、心を整え直す。」
  38. 「毎日の食卓が変わらずそうであるために、そこにのぼる食事は、まずは一汁一菜という無理のない、しかしバランスのとれたシンプルな形で整える。」
  39. 「台所に立つのが億劫な人も、毎日の食事作りが少しでも楽になれば、作る楽しみが芽生えてくるかもしれません。 いえ、きっとそうなると思うのです。 だって、自分や人が喜んでくれるのを見たら、もっとがんばりたくなる、それって本来誰にでも備わっている気持ちだと思うから・・・」
  40. 「レシピは設計図ではない。 レシピは台本である。」
  41. 「料理はこうでなければならない、と言うことは無い。 素材も料理する人も千差万別。 料理のストライクゾーンは広い。 自分を信じて料理していって欲しい。」
  42. 「わけいせいじゃく」というんです。 心は“静かに”潔く。 “寂”というのはいつも堂々としていなさい――と。 まったく鍋料理に通じるんですよ。 それぞれの素材を尊重させて、煮汁は濁すな――と。 澄んだように。」
  43. 「料理も仕事も何でもそうなんですけど心をこめてやることで、成果がいいんじゃないかな、と。 忘れがちじゃないですか。」
  44. 「人間は料理する動物。そして、料理は創造の始まりです。料理が新しい家族をつくる。“料理を作り、食べる”“作ってもらって、食べる”の無限の経験が人間を磨きます。それは、生きる喜びや生きていく力、人を思いやる豊かな情緒、幸せになる力です」
  45. 「料理の道は、何から何まで学んで身につけないといけない。」
  46. 「食べるものが人間の体や精神、そして未来の子どもたちに対してどんなに大きな影響を与えるかということを知ったのが原点。」
  47. 「料理して食べさせる、家族が料理したものを食べることは、人間を美しくしたり、磨いたりする経験の場です。」
  48. 「休息する場所、エネルギーを補給して、体調を整えて、明日の準備をする場所、幸せになる場所、安らぎがあるのが家です。」
  49. 「現代は家族さえ信頼できなくなりましたから、一緒に生きていく仲間を作ったらいいと思います。」
  50. 「料理は気楽でいいんです。」

まとめ

土井善晴先生の名言は、料理の枠を超えて、私たちに人生の大切なことを教えてくれます。それは、日々の暮らしを丁寧に生きること、自分らしくあること、そして周りの人を大切にすることです。

土井先生は、食を通して人と人との繋がりや、自然との共存、そして自分自身の成長を大切にすることを教えてくれます。

「一汁一菜」 のように、シンプルな食生活を実践することで、心にゆとりが生まれ、日々の暮らしを丁寧に過ごすことができるでしょう。また、五感を活かして料理をする ことで、食材の美味しさや、料理の奥深さを改めて実感できるはずです。

さらに、料理を通して自然と向き合い、感謝の気持ちを持つ ことは、私たちを謙虚な気持ちにさせてくれます。そして、料理を通して自分自身と向き合い、成長していく ことは、人生をより豊かにしてくれるでしょう。

土井先生の名言集やレシピ本を参考に、今日からできることから始めてみませんか?きっと、毎日の暮らしがより楽しく、豊かなものになるはずです。