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日経新聞の土曜日の書評欄で紹介されていた「ニューノマド」を読みました。この記事では、本書を読んで考えたことをまとめます。
移動の自由がもたらす発見
「移動の自由」は、私たちにとってもはや空気のように当たり前の存在です。しかし、その自由を実際に意識し、活かそうとすることは少ないのではないでしょうか。
普段の生活でこの自由をあえて使わずにいると、移動がもたらす恩恵にも気づけなくなってしまいます。
たとえば、在宅勤務の気分転換に図書館やオフィスに足を運ぶことで、新鮮な刺激を得られることもあるでしょう。さらに、新しい場所での1週間から1ヵ月の長期滞在という「ちょっとした冒険」を取り入れることで、日常に変化をもたらすことができます。
些細なことでも、生活に「移動の自由」を加えることで広がる世界があるのです。
偏見から解放される気づき
本書を通して、自分の中にも難民や移民、外国人に対する偏見があることに気づかされました。
知らず知らずのうちに、会ったことのない人たちに対してネガティブなイメージを抱いていたのです。たしかに、ポジティブなイメージを無理に持つ必要はありませんが、少なくともニュートラルな視点で情報を受け入れ、冷静に理解することが大切です。
そうした気づきが、他者への接し方や受け止め方を見直すきっかけになるのではないでしょうか。
偏見を超え、ニュートラルな視点を持つことができれば、視野が広がり、心も柔軟になれる気がします。
移住とノマド生活の本当の意味
「移住」という行為は、単に場所を移すだけのものではありません。
移住した場所で新しい生活を築き、その土地に根差した知識や文化を学ぶことが含まれています。
デジタルノマドにしても、移動だけでなく、地元のコミュニティとつながり、その場所に根を張ることが重要です。
また、移民が政治の道具にされることもありますが、彼らの現実や背景に耳を傾けることは大切な視点です。こうして世界に対する理解を深めていくことで、偏見や狭い価値観を超え、柔軟で広い視点を育むことができるのではないでしょうか。