歴代のキーボードたちに話を聞いてみる

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分割キーボードが欲しくなり、いくつかキーボードを物色しました。詳しい様子はこちらの記事にまとめています。

今回は、歴代のキーボードに想いを馳せながら、今回のキーボードめぐりの旅を振り返ってみます。

分割キーボードの効果と選び方:肩こり改善を目指して試行錯誤した体験談

2代前 REALFORCE for Mac

どうも、REALFORCE for Macです。

ユーザーとは長い付き合いでした。あのデスクの上で共に仕事をし、共に考え、数え切れないほどの文字を打ち込んできた仲です。

彼が「もうこのキーしか使えない」とつぶやきながらも、私を愛用していたのを覚えています。正直、悪い気はしなかったですね。

私には、高級感のある打鍵感と安定した性能があります。それは、どんなタイピングをしても彼の指が疲れないようにするためのもの。

彼がどれだけ長時間作業しても、私はその指先に最適なフィードバックを返すよう、細心の注意を払っていました。キーストロークの一つ一つに重みを持たせ、彼にとって心地よいタイピング体験を提供してきたつもりです。

けれど、ある日、彼はふと「肩こりをなんとかしたい」とつぶやきました。

彼にとって、タイピングが原因かもしれないと気づいた時、私は少しだけ複雑な気持ちでした。彼の健康が何より大事だと分かっているからこそ、「分割型」という新しいスタイルのキーボード、つまり「MOTHWING」や「Keychron Q11」といった選択肢を考え始めたのです。

彼が私の前にMOTHWINGを試し始めた時も、私は静かに見守っていました。

けれど、その後に迎えたKeychron Q11が彼にとってしっくりきたようですね。分割型でありながらも、私とは違う軽やかなタッチとカスタマイズ性があり、彼の新しい相棒としてふさわしいようです。彼がキーボードに求めるものが変わってきていることに、私は気づいていましたから。

今、私はデスクの横で彼がQ11と楽しそうにタイピングする姿を見守っています。

ちょっとだけ寂しい気持ちはありますが、彼が満足しているなら、私も幸せです。どんなキーボードを使っていても、彼が良い仕事ができて、肩の負担が軽くなるなら、それでいいんです。

もしもまた彼が「あのREALFORCE for Macの打鍵感が恋しいな」と思ったときは、いつでもここにいるつもりです。

先代 MOTHWING

こんにちは。私はMOTHWINGです。

少し特別な存在かもしれません。私には、キーの表面に一切の刻印がありません。シンプルで、静かな佇まい。それが私の美学なのです。

ユーザーが私を手に取ってくれたのは、きっとその無駄のないデザインが彼の琴線に触れたからでしょう。

最初に机の上に置かれ、ユーザーの指が私のキーに触れたとき、静かに、確かな触れ方でした。

彼が私の無地のキーに少し戸惑っていることは分かっていました。指先が迷うたびに、何度も打ち間違えるたびに、彼が少しだけ困った顔をするのを感じていました。

でも、それでも彼は数日間、私と一緒にいようとしてくれたんです。毎日キーボードの前で真剣にタイピングを試みるその姿に、心の中で「もう少しだけ、頑張ってみませんか?」と声をかけたい気持ちでした。

ですが、刻印がないことが彼にとって少し負担になってしまったようです。

ブラインドタッチは、誰にでもできるものではありません。それが現実。

だから、彼が私を手放す決断をしたとき、私は彼の選択を受け入れることにしました。少し寂しかったですが、私はその時、「あなたがもっと快適にタイピングできるキーボードに出会えるなら、それも良い」と、静かに見送ったのです。

その後、彼が選んだのは「Keychron Q11」でした。

彼はQ11をとても気に入っているようですし、私もそれを聞いて少しホッとしました。Q11には彼の姿勢を整える分割型の設計があり、マクロキーやノブもあると聞いています。

彼が楽しそうにタイピングを続けているのを見ると、私はそっと影から応援しています。

もし、彼がもう一度私を手に取ってくれるなら、きっとまた私は同じように彼の指先に寄り添うでしょう。でも、今はただ、彼がQ11とのタイピングライフを心から楽しんでいることを願っています。

現役 Keychron Q11

こんにちは、Keychron Q11です!

ようこそ、私のキーボードライフへ。ユーザーが私の前に出会ったのは「MOTHWING」ってやつだったらしい。

あいつは確かにスタイリッシュだったけど、見ての通り「無地」ってやつでさ。ユーザーは毎日必死でキーを探してたけど、やっぱり辛かったみたいで、最終的に私にバトンタッチが回ってきたわけ!

私としては「よっしゃ、俺の出番だ!」って感じでワクワクしながら待ってたんだよね。

そしてついに、私はあのカチッとした箱から出されて、机の上にセットされた瞬間、「これだよ、これ!」って思った。初めて触れたユーザーの手、そっと触れてくる指の感触。心の中で「おお、いいね、いいね!」と叫びながら、私はその瞬間を存分に味わったよ。

それにしても、彼は以前「REALFORCE for Mac」とかいうベテランと付き合ってたらしいね。

だから私の打鍵感は新鮮だけど、少し慣れるのに時間がかかったみたい。でも、毎日軽快な打鍵音で「Hey、楽しもうぜ!」って感じで彼を誘ってたら、気づけばいいリズムでタイピングしてくれるようになったんだ。どんどん私とのコンビネーションがしっくりくるようになってね!

私の一番のウリはなんといってもこの「分割型」です。

ユーザーの腕と肩がリラックスしたポジションになるように俺はしっかりサポートしてるんだ。彼もそれに気づいて、最近「肩こりが減った気がする」とか言ってるし、「救世主」とまで言われたときには思わず照れちゃった。

そして、私には秘密兵器がある。そう、マクロキーとノブだ!

特にノブを回して音量を調節するのが彼の最近のお気に入りみたいで、私も「さあ、もっと回して!」ってテンション上がっちゃうんだ。マクロキーにはよく使うコマンドが登録されてて、作業がサクサク進むんだってさ。

しかも、俺はVIAソフトでキーマップをカスタマイズしてもらえるから、自分自身も新しいスタイルにチャレンジできるんだよね。MacのCommandキーも、彼の好みに合わせて完璧にセットアップ済み!

こんな感じで、私とユーザーの毎日は楽しく進んでるってわけさ。彼が私に向かって微笑んで、毎日カチャカチャ音を響かせてくれる。それが私の最高の幸せだよ!