分割キーボードの効果と選び方:肩こり改善を目指して試行錯誤した体験談

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分割キーボードに興味を持ったきっかけ

分割キーボードを使ってみようと思ったのは、YouTubeで紹介動画を見たのがきっかけです。

動画の中で、肩幅に両手を開いて自然な姿勢でタイピングができると説明されていて、「これなら肩こりも改善するかも」と期待が膨らみました。

調べてみると、分割キーボードには既製品もあれば、自作できるものもあるようです。正直、自分でキーボードを作るという発想はなかったのですが、どうやら自作キーボードには奥深い魅力があるらしい。

興味本位でキーボード専門店(遊舎工房)に何度か足を運び、挑戦してみようかと考えました。しかし、パーツの種類や組み立ての手間などを考えると、やっぱりそこまでの覚悟はできず、最終的には既製品を購入することにしました。

家電量販店でいくつか既製品を試してみたものの、どれも一長一短でなかなか決めきれず…。

初めての分割キーボード「MOTHWING」の挫折体験

そんな中、最終的に選んだのは「MOTHWING」という、かなり個性的なモデルでした。

クラウドファンディングで人気を集めたらしく、「これならいけるかも」と思って購入したのですが、少し過信していたかもしれません。

キーに刻印がないため、ブラインドタッチの練習をしたものの、実際に使ってみると、これがなかなか難しい。結局1週間頑張ってみたものの、ビジネスで使うにはハードルが高すぎました。

普段はWordやExcel、PowerPointにメールチェックといった業務が中心で、ずっとキーボードを叩くプログラマーのような職種ではありません。そのため、このMOTHWINGは私の使い方には合わなかったようです。

結局、1ヵ月も経たないうちに、元のキーボード(REALFORCE for Mac)に戻しました。

「keychron Q11」での再挑戦と快適な環境の実現

それでも分割キーボードの使いやすさは捨てがたく、「別のモデルを試してみよう」と探し始め、ついに見つけたのが今使っている「keychron Q11」の分割キーボードです。

MOTHWINGで失敗したことで少し慎重になっていたのですが、結果としてこれは大正解でした。

打鍵感は、以前使っていたREALFORCE for Macの方がしっくりきますが、分割キーボードの姿勢改善効果は何物にも代えがたいと実感しています。

このキークロンの分割キーボードkeychron Q11については、マクロキーやノブについて賛否両論あるようですが、私にとっては非常に便利です。

コピペやウィンドウ切り替え、音声入力のショートカットをマクロに設定し、ノブには音量調整やタブ切り替えの機能を割り当てています。

私の場合、仕事ではWindowsを、プライベートではMacを使っているため、両OSで使える点も魅力的です。US配列にも1週間ほどで慣れ、今では快適に使えています。

会社のパソコンがUS配列に対応していないのが唯一の難点ですが、それも徐々に慣れてきました。分割キーボードに切り替えてから、デスク周りの環境が大きく改善されたことは確かです。

コラム:キーマップの変更

Keychron Q11は、VIAというソフトを使ってキーマップを変更することができます。自分が使いやすいように好きな機能を任意のボタンに割り当てることができます。

VIAを使うのが初めてだったので、使い方にすごく戸惑いました。インターフェイスがわかりにくのではなく、活用方法がわからないという戸惑いです。

迷いに迷った挙句、endキーがなかったのでそれを補ったのと、マクロやノブにはコピペや音量調整などの自分がよく使う機能を割り当てています。また、二つ存在しているスペースキーのうち、右手で押すキーにはエンターキーの機能を割り当てて使っています。

これまた随分と快適です。

ちなみに、Macのウインドウ切り替えのショートカットであるCommand+Tabをマクロに割り当てるのにはとても苦労しました。

調べてみると、こんな情報が得られ、最終的には以下のコードで動くようになりました。

MacではCommandキーは一般的に「GUIキー」として扱われるため、ViaやQMKでCommandキーを指定する場合はKC_LGUI(左Commandキー)やKC_RGUI(右Commandキー)を使用します。

{KC_LGUI ,KC_TAB}

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